日産デイズB21Wの車検で気になった事とは?
日産デイズB21Wにお乗りのお客様が3回目の車検と言うことでご来店いただきました。 日産デイズB21Wは平成27年式で今回3回目の車検、走行距離は75000kmです。 車検では約60項目ほどの点検項目があり、ひとつひとつチェックしていきますが、当社の車検は分解点検した後、直接お客様に車の状態を見ていただきその場でお見積りを行っております。 今回の記事では、日産デイズB21Wの車検整備で気になった点と交換部品をざっくりとご紹介します。
タイヤを取り外し、ブレーキを点検します
早速、室内の点検とランプ類のレンズの割れ損傷や動作確認を中心に外観のチェックを行い足廻りの状態を確認した後タイヤを取り外しす。
タイヤ溝の残量はフロント6mmリヤ7mmです。 釘踏みも無く、交換して間もないのでまだまだ使用できますね。 少し空気圧が低いので後ほど空気を規定値まで注入します。 次はブレーキの点検です。 取り付け状態も問題無く、ブレーキローターの状態、キャリパーからのブレーキオイル漏れもありません。 ブレーキパットの残量もまだまだたっぷりあります。
お客様にブレーキの状態を説明した後、ブレーキパットとローターが接地する部分を紙やすりできれいに整え、シリコングリスを注油したあと、取り付けます。
リヤブレーキはドラム式ブレーキです。 ブレーキオイル漏れも無く、残量もまだまだ大丈夫です。 かなり汚れているので、ヤスリ掛けした後エアブローと注油を行い効き具合を調整します。
エアーブローした後、グリスを注油し調整が完了した写真がこちらです。 きれいになりました。
ドラムを取り付け、調整具合を確認した後、新品のロックナットをトルクレンチを使い規定トルクで絞めます。
ブレーキを組みつけた後は、お客様のご要望によりブレーキオイルを交換します。
続いて車両の足廻り、下廻りの点検を解説します。 特に気になることは無く概ね良好な状態です。
オイル漏れや冷却水漏れも無く良い状態です。
タイヤは前後ローテーションを行い、タイヤの溝が多い2本をフロント、残り2本をリヤに装着した後トルクレンチを使って規定トルクで増し締めします。
ここまでがブレーキと足廻りと下廻りの解説です。 他にも点検項目はたくさんありますが、ざっくりと解説しました。
エンジンルーム内を点検した結果、ファンベルトが、、、
続いて、エンジンルームの解説です。 エンジンルーム内の点検を行った結果、気になる点がありました。
まずはスパークプラグです。 スパークプラグは火花を発生させ、エンジン内の気化したガソリンを燃やすための重要な部品です。 スパークプラグが劣化したまま使用すると、火花を発生させる装置のイグニッションコイルが故障する場合があります。 イグニッションコイルを交換すると高額になってしまいますので、お客様にお勧めしスパークプラグを交換することにします。
続いてエンジンに装着しているファンベルトの点検です。 ベルトの溝は問題ありませんでしたが、ベルトの背面が摩耗してツルツルになっています。 写真で分かる通り、ベルトの背面が鏡のようにツルツルになって、床の緑色が写っています。
この状態が続くとベルトが滑ってキュルキュルと音が出てしまいそうです。 お客様に説明すると、「一応このままで様子みます。」という事でしたので今回は交換しないことにしました。 あとは、エンジンオイルとオイルエレメントが交換時期でしたので、交換します。
ここまでが、エンジンルーム内の解説です。 他にも点検や清掃した個所などいくつもありますが、長くなるので省略します。
車検の検査を行います。
車検整備(24か月法定点検)が行ったあと、検査を行います。 点検結果はすべてOKでしたので、車検合格です。
車検の検査が完了したら、書類を作成し洗車と室内清掃を行います。
すべて無事に完成してお引渡しとなりました。
日産デイズB21W車検まとめ
今回は日産デイズB21Wの車検内容をざっくりとご紹介いたしました。 お車をお引渡しする時に、再度気になる点をご説明させていただき半年後に確認することになりました。 お客様は車を大事にされている方なので、その際はぜひよろしくお願いしますとお伝えしお見送りいたしました。 以上が日産デイズB21Wの車検内容です。 最後までお読みいただきありがとうございました。