日産セレナ車検整備
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
最近の車は各社、燃費が良い車が増えてきました。
みなさんもお買い替えの時に、燃費を気にしますよね。
軽自動車では、カタログ表記で30km/L以上もめずらしくなくなってきました。
という事で、今日はアイドリングストップ車のセレナの車検についてご紹介します。
お車はH24年式日産セレナです。
セレナの様なアイドリングストップ車やハイブリット車は、メンテナンスが特に重要です。
メンテナンスをしっかりしていれば、極端に燃費が下がる事なく、新車時に近い燃費もキープできます。
セレナを車検でお預かりした時に、前回のエンジンオイルの交換時期をお伺いすると
『1回くらいしかしてないんじゃないかな』
との事でした。
セレナの走行距離は3万キロを超えています。
燃費の良いセレナですので、かなりもったいない感じですね。
今回のセレナの車検では、エンジンオイル・オイルエレメント・タイヤの交換でした。
どちらも燃費に関係する箇所なので、作業風景と共にご紹介します。
まずはエンジンオイル交換からです。
レベルゲージでセレナのエンジンオイルを確認した時点で、気になる点がありました。
一つ目がエンジンオイル量です。
写真のゲージは全く拭いていませんが、ゲージにエンジンオイルが付きません。
全部で4L以上は入りますが、かなり少ない状態で、エンジンの焼き付きなどが心配ですね。
二つ目は、同じ写真の矢印の箇所です。
本来はゲージ全体が銀色ですが、カーボンやスラッジが付着し、茶色になっています。
これはエンジン内部にも付着していて、部品の動きを悪くし、油路などを塞ぐ可能性があります。
動きが悪くなるとその分パワーを使うので、燃費も悪くなります。
エンジンオイルを抜いてみると
ディーゼル車の様に真っ黒です。
量も
2Lも入っていませんでした。
新しいエンジンオイルを入れて、
エンジンをかけてゲージを確認します。
本来は、この位エンジンオイルが入っていなければいけません。
かなり汚れていたので、1回のエンジンオイル交換ではまだまだ汚れています。
近い内にもう一度、エンジンオイルを交換する事をお勧めしました。
次はタイヤです。
セレナのタイヤは、スリップサインが出る寸前でした。
タイヤの真ん中は、残量が残っていると思いませんか?
この症状は、空気圧が低い状態で乗り続けると起こります。
タイヤの空気圧を基準値で合わせていると
写真の様に、接地面は均等に近い形になります。
しかしタイヤの空気圧が減っていると
タイヤの両肩に荷重が掛かり、両肩から先に減る様になります。
セレナのタイヤはこの理由で両肩が減っていて、中央が残っていたという訳です。
タイヤの空気圧調整不足は燃費にも影響しますし、交換サイクルも早くなるのでしっかり合わせた方が良いですよ。
古いタイヤを取り外し
新しいタイヤを組み付けます。
ホイールバランスの調整も行ないます。
以上でセレナの車検は完成です。
今回はアイドリングストップ車のセレナの車検でしたが、他の車でも油脂類の定期的な交換やタイヤの空気圧調整は大事です。
定期的な交換や調整は燃費を維持するだけでなく、タイヤの寿命を延ばすことにも繋がり、無駄な出費も抑えられます。
ですので半年毎の定期点検で、しっかりチェックする事が大事です。
ありがとうございました。