三菱ekクロスB34W電動格納ミラー開かない
お客様がお乗りの令和2年6月登録の三菱ekクロスB34W。
エンジンを始動した後、電動格納ミラーの右側のみ開かないと言う事でご来店されました。
エンジンを始動し確認すると、左側のミラーはきちんと作動しますが右側のミラーだけ格納した状態から開く際に途中で止まってしまいます。
メーカーに問い合わせると、よくある不具合らしく保証期間内でしたのでモーターの無償交換となりました。

写真は、動作不良を起こした電動格納ドアミラーの右側です。
ミラーにウィンカーが内蔵されてあるタイプですね。

ドアミラー取り外し
電動格納ドアミラーを取り外すには、ドアトリム(内張り)を取り外す必要があります。
まずは、ドアロック横にあるネジを取り外します。

ドアトリムに取り付けてあるパワーウインドウスイッチを取り外します。
トリムに傷が入らないように慎重に取り外します。

ドアトリムからパワーウインドウスイッチが外れたらコネクターを取り外します。

ドアトリムを固定しているネジを取り外します。

これでドアトリムを取り外す準備が出来ました。
ドアトリムはクリップ止めになっていますので、力強く引っ張ると外れます。
但し、慎重に外さないとクリップが割れてしまうので注意が必要ですね。

こちらの写真が電動格納ドアミラーの配線です。
この電動格納ドアミラーの配線コネクターを取り外します。

ドアに取り付けてある電動格納ドアミラーを固定しているボルトを3本とも緩め取り外します。

取り外した電動格納ドアミラーがこちらです。

ミラーを分解します
電動格納モーターを交換するためにはミラー内部を分解する必要があります。
まずは、電動格納ドアミラー本体から鏡の部分が割れないようにクリップリムーバーを使い慎重に取り外します。
写真は、取り外した鏡の裏側の部分と本体の内部モーターです。
鏡の裏に配線が取り付けてあるので取り外します。

電動格納ドアミラーモーターを取り外す
ここからが本番です。
電動格納ドアミラーモーターを取り外すためにモーターの配線を取り外します。

ミラーの下部にもモーターの配線が通っていますね。

鏡を動かすためのギヤ部分の取付ボルトを緩めます。

ミラーカバーを取りすと、モーター本体が見えました。
しかし、このままではモーターを取り外すことが出来ません。

ミラー本体の下部のカバーを取り外し、回転軸のボルトも取り外します。

続いてウインカーも取り外します。

これでやっとモーター全体が見えてきました。
モーターを固定しているボルトを緩めます。

モーターに取り付けてある配線コネクターを取り外します。

こちらの配線コネクターも取り外します。

針を使い白いコネクターから配線を一つ一つ配線を取り外します。

こちらが取り外したコネクターと配線の写真です。
配線の色と取付位置を間違えないように、メモに残します。

これで、電動格納ミラーモーターの取り外しが終了しました。
電動格納ミラーモーター取付け
今度は、電動格納ミラーモーターを取り付けます。
右が新品の電動格納ミラーモーターですが、外観に変化は無いようですね。

ミラー本体にモーターを固定して、配線を元に戻します。

ミラー本体の組付けが完了したら、ミラーステー内部に配線を通します。

そして、メモを見ながら取り外した配線を元の位置に組付けて行きます。
ミラー本体の調整ギアを取り付けます。

鏡の部分に配線を取り付け本体に固定して完成です。

きちんと作動するか確認してOKでしたので完成です。

まとめ
今回、三菱ekクロスの電動格納ドアミラーの交換作業の記事を公開しましたが、右側ミラーのモーターのみ交換しましたので左の電動格納ミラーのモーターも動かなくなる可能性もありますね。
その他にも三菱ekシリーズやニッサンのルークスでも電動格納ドアミラーが動かなくなる可能性がありますので、同じ症状が出たら直ぐに販売店にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ヤハタ自販株式会社
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