三菱ek-CLASSYエアバック警告灯点灯
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
6月も終わり、1年の半分が終わりました。
早いものですね。
7月からの残り半年も、がんばりたいと思います。
さて、今日ご紹介するテーマは『SRS?エアバックの警告灯』です。
SRSはエアバックの警告灯の事ですので、もちろんエアバックに関する不具合です。
エアバックは、もしもの時に命を守る大事な装置です。
今回の様な事例を知って頂く事で、警告灯が点いた時のご参考になればと思います。
なぜなら、エアバックの警告灯が点いたままだと、もしもの時にエアバックが開かない可能性があるからです。
今回お預かりしたお車は、H15年式三菱ek-CLASSYです。
車検でお預かりすると、すでにエアバックの警告灯が点灯していました。
遠くて見えづらいですが
『SRS』
という警告灯が出ています。
このSRSというのがエアバックの警告灯です。
症状は警告灯が点いただけで、他には何も症状がありませんでした。
早速、診断機で故障コードを読み取ります。
確認すると、エアバック廻りの配線の不具合でした。
さらに点検を進めると
『クロックスプリング』
という部品の不具合という事が分かりました。
新品に交換するので、部品を外していきます。
クロックスプリングはハンドルの奥に付いていますので、エアバックを外しハンドルを外します。
エアバックを外すので、誤作動しない様にバッテリーは外しておきます。
ハンドルも外す前にマークして、ハンドルの中心がずれない様にしておきます。
ハンドルを外すとクロックスプリングが出てきます。
クロックスプリング内部は、板状の配線が入っていて何周にも巻かれています。
ハンドルを切ると動くので、経年劣化によって断線する事が多いです。
今回のエアバック警告灯点灯も、内部で断線してエアバックの警告灯が点灯していました。
新品の部品を取り付けます。
センターを出して取り付け、ハンドルを取り付けます。
しっかりマークを合わせて、ハンドルがずれない様にします。
そして、エアバックを付けます。
最後にデータを消去しエンジンを掛けて、エアバックの警告灯が再度点かないか確認して完成です。
エアバックの警告灯点灯の原因は、クロックスプリング内の配線の断線でした。
クロックスプリングの配線はエアバックの配線ですので、断線によってエアバックが正常に作動しません。
もしもの時は非常に危険ですね。
交換したので安心して乗って頂けます。
今回はエアバックの警告灯の点灯だけで走行に支障はありませんでしたが、警告灯が点いたら走行をやめてご入庫下さい。
エンジンがダメになったり他の部品を傷めて、修理が高額になる事が多いです。
警告灯が点いたら、まずはご連絡下さい。
ありがとうございました。