三菱コルトウォーターポンプ異音
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
ムシムシと暑い日が多くなってきましたね。
先日の当社のブログで、暑くなると増えてくる修理についてご紹介しました。
今回のお車は異音でお預かりしましたが、オーバーヒートに繋がる症状でしたのでご紹介します。
今日のテーマは『ウォーターポンプから高音の異音がする』です。
今回のブログでは、異音の注意点やオーバーヒートの注意点を書いていますので、これからのシーズンに役に立つかと思います。
では、今回も実例を基にウォーターポンプの異音についてご紹介します。
お車はH17年式三菱コルトです。
今回の異音は『キーン』という高音の異音です。
確認すると異音の箇所は、ウォーターポンプからの異音でした。
ウォーターポンプは、冷却水を循環させるポンプの役割をしています。
オーバーヒートに繋がると言ったのは、故障すると冷却水が循環しなくなるからです。
一般的にはタイミングベルトを交換する時に、一緒に交換する部品です。
今回はタイミングベルトを外さなくても交換できるので、ウォーターポンプのみ交換になりました。
まずは、ファンベルトを取り外して
プーリーを取り外し
ウォーターポンプを取り外します。
下が新品、上が取り外したウォーターポンプです。
少し見にくいかもしれませんが、プーリーの同軸上にプロペラが付いています。
ベルトを介してウォーターポンプが回されると、プロペラが回され、冷却水が循環する仕組みです。
新品のウォーターポンプを組み付け
プーリーやベルトを組み付け
調整用のボルトを締め込み、ベルトの張りを調整します。
ベルトも新品に交換しています。
最後に、冷却水を抜いているので、エア抜きをして漏れがないか確認します。
ウォーターポンプからの漏れもなく、異音も解消しました。
今回はウォーターポンプの異音でお預かりしましたが、異音は故障する前兆です。
ウォーターポンプの故障は、必ずオーバーヒートに繋がります。
異音で気付いて早めに交換できたので、オーバーヒートせずに済みました。
これでまた静かに快適に乗って頂けますし、一番怖いオーバーヒートも防ぐ事ができたので安心ですね。
ウォーターポンプは、キーンという異音の他に
・カリカリ
・ガラガラ
という異音もあります。
異音の他にも
・プロペラの破損
・冷却水の漏れ
等もございます。
この様な症状を防ぐには
・車検毎の冷却水の交換
・タイミングベルト交換時に一緒に交換する
が大事です。
オーバーヒートをしてエンジン載せ換えと比べれば、タイミングベルト交換時に一緒に交換する方が断然良いです。
・タイミングベルト交換時にウォーターポンプを交換していない
・ウォーターポンプからの漏れをそのままにしている
・ウォーターポンプの異音をそのままにしている
という方はこれからのシーズンは特にご注意下さい。
また、タイミングベルトもウォーターポンプも換えてなくて心配な方は、是非一度ご相談下さい。
ありがとうございました。