タカタ製エアバックのリコール問題について
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
本日は『タカタ製エアバックのリコールの注意喚起』をご紹介致します。
対象車が国内300万台、海外を含め3000万台になるタカタ製エアバックのリコール問題。
なぜタカタ製エアバックがリコール問題になるのでしょうか?
(追記、H27年対象車数が国内約800万台、H28年対象車数が世界約5000万台に拡大中)
タカタ製エアバックのリコールの原因は?
タカタのエアバックは、インフレーター(膨張装置)によって開きます。
今回のタカタ製エアバックのリコールは、膨張時に金属片が飛び散り、ケガや死亡事故が起きる危険があるという事です。
しかしこのタカタ製エアバックの事故は、国内の事例はまだない様です。(追記、H27年10月時で国内初の負傷事例確認、国内5例目の異常破裂)
タカタ製エアバックのリコール件数が増加する理由とは?
タカタエアバックのリコール問題で対象件数が増加しています。
それはタカタのエアバックのシェアが、世界で20%あるからです。
国内でタカタのエアバックを使っているのは?
ホンダ・トヨタ・日産・マツダ・三菱・ダイハツ・スバル等がタカタ製エアバックを使用しています。
そういった訳でタカタ製エアバックのリコール対象車が益々増えています。
意外と知らない『調査リコール』
リコールには、「調査リコール」と言うものがあります。
「調査リコール」とは調査で、無料回収して原因を調べる。
いわゆる、原因調査する為のリコールです。
では通常の「リコール」とは。
構造、装置又は性能が、安全上公害防止上の規定(道路運送車両の保安基準)に適応しないおそれがある状態。
又は適応していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合、国土交通省に届け出て回収し無料で修理する制度の事です。
要約すると、ケガ等の事例が挙がっていて、危険なので無料で交換しますというものです。
通常のリコールには法的措置がありますが、調査リコールには法的措置はなく、あくまで自主回収の様な形です。
しかしアメリカでタカタ製エアバックの事故が起こり、調査リコールが拡大し、国内でも調査リコールに踏み切りました。
これが世界中に広がっている、タカタ製エアバックのリコールです。
自動車メーカーの対応
もしタカタ製エアバックでリコールの対象なら、メーカーから案内が届きます。
その後、作業を行ないますが国内の未実施は90万台。
部品供給が不足しています。
タカタ製エアバックのリコール対象車種が増えると、更に部品供給が追いつかなくなる事が予想されます。
実際にメーカーでは車種によってタカタ製エアバックの部品待ち状態。
一時的な措置でタカタエアバックの配線を抜き、エアバックが開かない様にするとの事。
交換するまでは、開いても開かなくしても心配です。
タカタもエアバックの部品を増産し、対応しているとの事です。
エアバックの部品待ちが解消でき、お客様に安心して頂きたいと思います。
タカタ製エアバックだけでなくリコール案内が届いた際は、早急に対策をお勧め致します。
ヤハタ自販でも車検だけでなく、タカタ製エアバックのリコール対象車種かお調べいたします。
お気軽にお問い合わせ下さい。
H28年4月追記
去年タカタ製エアバックが原因で、国内初の負傷事例が確認されました。
異常破裂によって、金属片が飛び散り、負傷したとの事。
海外では、金属片が首に刺さり、死亡事故にまでなっています。
事故はいくら自分が気をつけていても、相手が突っ込んできた場合は防ぎ様がありません。
その際エアバックが異常破裂したら、自分がケガをするのであればまだしも同乗者が負傷・死亡したら。
対象車種の方は後回しにせず、早急に対策作業をお願い致します。
こちらのフリーダイヤルは車検予約専用です、お問い合わせの方は093-631-1104までお問い合わせ下さい。