トヨタヴィッツの社外フロアマットが引き起こす重大事故について
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
さて、今日ご紹介するテーマは『トヨタヴィッツ、社外フロアマットが原因の事故』です。
当社のお客様の中にも、純正フロアマットの上に社外品のフロアマットを置いている方がいらっしゃいます。
実は私もカー用品店で買ったフロアマットを、汚れ防止の為に使用している一人です。
今回、トヨタヴィッツの社外フロアマットが引き起こす重大事故についてご紹介しようと思ったのには理由があります。
先日、事故で入庫したトヨタヴィッツがきっかけでした。
トヨタヴィッツが事故でご入庫した際に、興味深いものを見つけました。
それがこちら。
何の変哲もない写真ですが、私が気になったのはトヨタヴィッツのアクセルペダルにフロアマットが干渉している点です。
この写真ではアクセルペダルにフロアマットが乗っているだけですが、以前フロアマットに関する事故の記事を見た事があったので調べてみました。
調べてみると、国土交通省や国民生活センターなどでも情報が出ている案件でした。
社外のフロアマットがアクセルペダルと干渉して、アクセルペダルが戻らなくなる・ブレーキが正しく踏めないというものでした。
実際に私の車でも再現してみました。
これが普段の社外フロアマットの状態です。
アクセルペダルが戻らない状態を再現してみました。
社外フロアマットがペダルに引っかかって、アクセルペダルを半分踏み込んだ状態になっています。
条件が揃えばこの状態になってもおかしくはないと感じました。
私の使用している社外のフロアマットは柔らかめですが、硬い素材だったら、より簡単に引っかかると思います。
調べた内容では、
・フロアマットが前にずれて干渉し、アクセルペダルが戻らない
・フロアマットの溝にアクセルペダルが引っかかって戻らない
・フロアマットのシワにアクセルペダルが引っかかり戻らない
などがあり、商品によっては容易に起こる様です。
アメリカでは純正フロアマットで同様の症状が起こって、リコールになっていました。
最後に事故防止の為に、注意点をご紹介します。
・フロアマットは重ねて使用しない
・純正フロアマットは必ず固定する
・社外フロアマットを使用する場合は、形状・厚み・固さ・高さなど十分確認して使用する
・滑り止めのシートやテープを使用して、フロアマットがずれない様にする
・アクセルペダルに干渉して戻らなくなった場合は、ブレーキを踏む
それでも止まらない場合は、ギヤをニュートラル(N)にしてブレーキを踏み、止まる
たかがフロアマットですが、事故に繋がるもので、使用している方も少なくありません。
私も汚れを気にして使用していますが、乗る前には必ず確認するようにしています。
トヨタヴィッツの事故は、フロアマットが原因の可能性は低いとは思います。
ただ、少し注意するだけでもフロアマットが原因の事故を防ぐ事ができると思います。
社外フロアマットをご使用されている方は十分ご注意下さい。
ありがとうございました。