三菱ekワゴンドライブシャフト交換
『走行中、車から変な音がする』
お客様からお問い合わせを頂きました。
直進時・曲がる時に異音がする様です。
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『三菱ekワゴンのドライブシャフトの交換』です。
お車はH13年式三菱ekワゴンです。
お客様と試乗して、詳しくお話を聞き、症状を確認しました。
・異音はカタカタ・ゴリゴリという異音。
・曲がる時に異音がしていた。
・最近は直進時に異音がするようになった。
以上が三菱ekワゴンの症状です。
早速、お車を点検します。
試乗した時の異音は、ドライブシャフトのブーツが破れて、ドライブシャフトから出る異音によく似ていました。
リフトに上げて、ドライブシャフトのブーツを点検しました。
こちらは左ドライブシャフトのアウターブーツです。
ブーツに破れやひび割れもなかったですが、ナックル側のブーツを固定するバンド付近からグリスが漏れていました。
インナーブーツは問題ありませんでした。
次は右ドライブシャフトのブーツの確認です。
左ドライブシャフトのブーツ程ではないですが、バンド付近にグリスが出ています。
矢印の箇所にもグリスが飛び散っていました。
インナーブーツはこちらも大丈夫でした。
ドライブシャフトのブーツの破れと思っていましたが、違う様です。
しかし異音は、ドライブシャフトの異音で間違いありません。
他の原因も探しましたが、どこにも異常はありませんでした。
先程確認できたバンド付近からのグリス漏れで、ブーツ内のグリスが切れて内部を傷め、異音が出たのだと思われます。
お客様と相談して、今回は予防も兼ねてドライブシャフトを左右とも交換になりました。
まずはタイヤ等の足回りの部品を外します。
今回はナックルごと取り外します。
足回りの部品を外したら、ドライブシャフトを外します。
レバーでオートマ側のドライブシャフトをこねると
ドライブシャフトが抜けます。
今回のドライブシャフトはリビルト品です。
新品よりも安く提供でき、製品も新品同様です。
ドライブシャフトを交換する前に、ナックルを取り外します。
うまくいったと思ったら、カラーがドライブシャフトに残ってしまいました。
曲げたり壊したりしない様に丁寧に取り外します。
これが取れたら、後は取り外しと逆の手順でリビルトのドライブシャフトを付けるだけです。
組み付けたら、オートマチックフルードを補充します。
試乗して、オートマチックフルードの漏れなどを確認して完成です。
まとめ
ドライブシャフト交換後は、異音も消え快適になりました。
最初にお客様と試乗した時は、カタカタからゴリゴリという音になっていたので、早めに作業できてよかったです。
取り外したドライブシャフトを分解したかったですが、リビルト品は取り外した部品を返却しないといけないので分解できませんでした。
同様の事例があった時は、分解して、ブーツ内のボールジョイントの状態をご紹介したいと思います。
ドライブシャフトの異音は最悪の場合、ドライブシャフトが折れたり、内部のジョイントが抜ける可能性があります。
異音が出ている時点で故障ですが、今回の様にゴリゴリ・ガリガリという異音がしていたら危険です。
異音が出ている場合は点検に出して、症状がひどくなる前に交換・修理をお勧め致します。
ありがとうございました。
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