トヨタプログレロアボールジョイント交換
『タイヤが1つ変な方向を向いている』
お客様からお問い合わせを頂きました。
1つだけ変な方向というのは、足回りに異常がありそうですね。
こんにちは。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
お車はトヨタプログレです。
今回も実例を基に、トヨタプログレの足回り交換をご説明します。
♦トヨタプログレの足回り点検
♦トヨタプログレの足回り交換
♦トヨタプログレの足回り不具合の理由
♦トヨタプログレの足回り点検
ではトヨタプログレの足回りを点検します。
リフトに上げるとすぐに、トヨタプログレの足回りの不具合の原因が分かりました。
こちらはロアアームという足回りの部品で、タイヤの裏についています。
ロアアームはタイヤが大きく傾かないように支えています。
今回のトヨタプログレのタイヤが変な方向に向いていたのはボールジョイントが抜けて支えきれなくなった為です。
本来はこの様になっています。
♦トヨタプログレの足回り交換
ではトヨタプログレの足回りの交換です。
今回はロアアームを交換します。
まずはトヨタプログレの抜けていたロアアームを取り外します。
矢印のボールジョイントが抜けていました。
本来はまず抜けることはありません。
こちらを新品に付替えて完成です。
作業自体は特に難しくはないのですぐに完成しました。
♦トヨタプログレの足回り不具合の理由
最後に、今回のトヨタプログレの足回りの不具合の理由です。
トヨタプログレはH11年式で、新車から16年経過しています。
走行距離は20万キロ走行しています。
それまでに足回りの部品は換えていません。
特におかしな所もなく経年劣化での足回りの不具合でした。
足回りの部品が抜け落ちる事はあまり多くないですが、ブーツが破れてサビなどによって抜け落ちることがあります。
スズキ車の足回りのボールジョイントは、サビで抜け落ちる事があります。
トヨタプログレにはボールジョイントにひどいサビもありませんでした。
磨耗に関しては確認していなかったので、磨耗の可能性は十分考えられるかもしれないですね。
最近は長期使用車や多走行車が多くなっています。
点検などで足回りのガタが確認できたら要注意です。
タイヤが変な方向に向いてしまうと、安全に走行できなくなります。
また今回のトヨタプログレは他の足回りの部品まで傷めていました。
ひどくはないですが矢印の箇所が曲がってしまいました。
これはハンドル操作の部品なので、安全に走行できないです。
この曲がった部品の交換もお勧めしましたが、今回はしないとの事でした。
長期使用車や多走行車に乗られている方は、ガタや異音など大きな修理に繋がりますので特にご注意下さい。