トヨタノアO2センサーの故障
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『トヨタノアのO2センサー故障』です。
お客様からお問い合わせを頂き、お預かりさせて頂きました。
お車はH17年式トヨタノアです。
今回もお客様のお問い合わせやご質問を交えながら、O2センサーの故障についてご紹介します。
お客様『今月車検なんですが、警告灯点いてたら車検通りませんかね?』
スタッフ『車検に通らない事はないですが内容によります、何かの警告灯が点いているんですか?』
お客様『最近、エンジン警告灯が点いたり消えたりするんですよね。』
スタッフ『そうなんですね、エンジン警告灯が点いた時はお車の調子はどうですか?』
お客様『それがエンジン警告灯は点くけど、調子は変わりないんですよね。』
スタッフ『アイドリングが悪い・加速しない・パワーが無い・異音なども無いですか?』
お客様『全く無いですね。』
スタッフ『そうなんですね、では一度お預かりしてエンジン警告灯がつく原因を点検しましょうか?』
お客様『車検もあるのでお願いします。』
スタッフ『ではお預かり致します。』
では、ノアのエンジン警告灯が点く原因を点検します。
お預かりした際には、エンジン警告灯は点いていませんでした。
エンジン警告灯は点いていませんが、コンピューター内にデータが残っているので、診断機をつないで故障コードを読み取ります。
すると
O2センサーのヒーター系統が異常を検出されました。
O2センサーの役割は、排気ガス中の残留酸素濃度を検出し、その信号をコンピューターに送っています。
O2センサーのO2は、酸素の元素記号の事です。
車はその信号を基に、理想空燃費(理想的な燃料と空気の混合比率)に近づける様、燃料の濃さを調整しています。
今回O2センサーのヒーター系統の異常を検出していますが、O2センサーの素材は600℃以上で活性化するので、O2センサーにはヒーターが付いています。
そのヒーター回路の故障です。
O2センサーのヒーター回路の点検は、取り外してテスターで点検しました。
お車を預かった際にはエンジン警告灯が点いていなかったので、現在は正常の数値が出ています。(基準値11~16Ω、トヨタサービスデータ参照)
しかし配線をグリグリすると、数値が変わったり無くなったりしました。
今回のエンジン警告灯が点いたり消えたりする原因は、O2センサーの配線の不良が原因でした。
今回のO2センサーはフロント側とリヤ側と2つ付いています。
今回はフロント側のO2センサーが原因でしたので、交換します。
こちらのO2センサーを新品に交換するだけの作業になります。
交換後、試乗・診断機を繋いでエンジン警告灯が点かないか確認して完成です。
まとめ
今回はトヨタノアのエンジン警告灯が点いたり消えたりしていましたが、原因のO2センサー交換で改善しました。
O2センサーが原因の症状は
・燃費が悪くなる
・アイドリング不調
・プラグのかぶり
・触媒の破損
などがあります。
また、車によってはエンジン警告灯が点灯しない車もあるので注意が必要です。
よく修理で入る作業ですが、エンジン警告灯が点灯したら走行せず、まずは整備工場にご相談下さい。
ありがとうございました。
こちらのフリーダイヤルは車検予約専用です、お問い合わせの方は093-631-1104までお問い合わせ下さい。