パワステのオイル漏れ
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
盆も明けて月曜から仕事という方も多いのではないでしょうか?
休み明けは事故が起きているのをよく見かけますので、運転には十分ご注意下さい。
さて、今日ご紹介するテーマは『パワステのオイル漏れ』です。
パワステは、正確にはパワーステアリングと言います。
パワステオイルの油圧で、ハンドル操作を軽くする部品です。
古いお車に乗った事のある方でしたら『重ステ』、いわゆるパワステが付いていない重いハンドルを体験した事があると思います。
最近の車は電動パワステになっていて、今回の様な油圧式のパワステは少なくなっています。
しかし油圧式のパワステもまだまだあって、点検時にオイル漏れがあったので交換する事になりました。
今回もお客様の質問を交えながらご紹介します。
スタッフ『お待たせしました、気になる点があったので見てもらっても良いですか?』
お客様『何かあった?』
スタッフ『はい、このパワステのオイルが漏れています。』
お客様『本当やね、このままで大丈夫かね?』
スタッフ『サブタンクはオイル量が少なくなっていますが、最低ラインまでは減ってはいません。』
『その内、サブタンクも空になってしまいますよ。』
お客様『漏れてるからそのうちなくなるよね、どうしようかな?』
スタッフ『走行距離が約12万キロ、新車から15年経過していますがお買い替えのご予定などありますか?』
お客様『いや、まだこの車に乗るつもりやね。買い替えたほうが良さそう?』
スタッフ『いえいえ、メンテナンスや修理などしていればまだまだ乗って頂けますよ。』
『ただ、走行距離が約12万キロ、新車から15年経過していますので、パワステ以外からオイル漏れする可能性はありますね。』
お客様『確かに車も古くなったしね、けど買い換えるのもお金が掛かるしなー。』
『できれば乗りたいけど、このままオイル漏れしたらどうなる?』
スタッフ『オイル漏れすると、パワステのオイルがなくなりハンドルが重くなります。』
『走行中にハンドルが重くなるのが一番心配ですね。』
お客様『走行中に重くなるのは怖いね、まだ乗るつもりだし何かあってからじゃ困るしやっとこうかな。』
スタッフ『では、少々お待ち下さい。』
お客様と相談して、パワステはリビルト品で交換しました。
新品よりも安価で、品質も新品同様です。
ゴムのOリングも新品に替えていますので、安心して使用して頂けます。
パワステを組み付けて、
エア抜きをして完成です。
今回の様に、年式が古いお車はオイル漏れが付き物です。
Oリングやパッキン・シールなどは、必ず劣化してオイル漏れを起こします。
駐車場にオイル漏れの跡が残っていたら気付きますが、普段乗っているだけなら気付く事が難しいです。
大事なのは早期発見する事です。
事故や高額の修理にならない様、まずは点検でお車の状態を確認する事が大事だと思います。
ありがとうございました。