スズキパレットMK21Sリコールブレーキホースの交換
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『スズキパレットMK21Sブレーキホースの交換』です。
お車はH23年式スズキパレットです。
お客様にリコールの案内が届き、当社にご連絡を頂きました。
ブレーキホース交換のリコールなので、安心して乗れる様に作業して欲しいとの事でした。
ブレーキのリコールで不安そうでしたので、すぐに対策品を準備して、交換させて頂きました。
ブレーキホースの交換時期
ブレーキホースを交換する事はあまりないのでご存じないかもしれませんが、ブレーキホースの交換目安は4年毎の交換と推奨されています。(スズキメンテンナンスノート参照)
メーカーによっては5~7年というものもありますので、メンテナンスノートを見て頂くのが良いかと思います。
特に年式の古いお車は、亀裂やひび割れを起こす事があります。
万が一ブレーキホースが破れてブレーキオイルが漏れると、ブレーキが効かず、事故に直結します。
いくら安全装置が付いていても、ブレーキが効かないと意味がないですよね。
ブレーキホースの交換
では、早速ブレーキホースを交換します。
まずタイヤを外して、ブレーキホースが見える様にします。
ブレーキホースの取り外しには、このフレアナットレンチを使用します。
スパナでされる方もいらっしゃいますが、万が一なめてしまった場合ブレーキパイプの交換が必要になるので、必ずフレアナットレンチで作業しましょう。
パイプからブレーキホースを切り離します。
ブレーキキャリパー側も切り離します。
ブレーキホースを取り外します。
上が取り外したブレーキホースで、下が対策品のブレーキホースです。
少し分かりにくいかもしれませんが、赤く囲っているカシメの位置がプレートを挟んで左から右に変わっています。
補強もされて対策されていますので、これで安心ですね。
キャリパー側は、ワッシャーを交換します。
新品のブレーキホースも取り付けます。
先程ご説明したカシメは、上部に来る様取り付けます。
対策前のブレーキホースのカシメは、下部に付いていました。
ねじれない様に注意して取り付けます。
ブレーキホースを交換したら、次はブレーキオイルのエア抜きです。
ブレーキオイルのエア抜きは、しっかりしておかないとブレーキの利きが悪くなるのでしっかりエア抜きします。
ブレーキオイルのエア抜きが終ったら、ブレーキオイルのタンクの油面を合わせて完成です。
ブレーキホース交換後にブレーキテスターで制動力を確認しましたが、しっかりブレーキが効いていました。
まとめ
今日ご紹介した作業は、ブレーキホースの交換でパレットのリコールでした。
ブレーキホースに無理な力が加わって、亀裂が入りブレーキオイルが漏れるという内容でした。
事故に直結する様なリコールなので、必ず対策品のブレーキホースに交換されて下さい。
ブレーキホースはひび割れ・亀裂が入ってから交換する事が多いですが、このお車は4年毎の交換目安でした。
ブレーキホースはゴム製品なので、使用していく内に劣化しブレーキを踏むとブレーキホースが膨張する様になります。
ブレーキホースが膨張するとブレーキに掛かる油圧の力が逃げるので、ブレーキの効きが悪くなります。
たまにステンメッシュのホースを使っている車やバイクを見かけます。
これはブレーキホースの膨張をなくして、ブレーキの効きやタッチを向上させているのです。
ちなみに、写真はバイクのオイルホースです。
一般的にはチューンナップの一環ですが、通常走行使用車でも十分効果は感じられますよ。
ブレーキに不安のある方は、試してみるのも良いかもしれませんね。
ありがとうございました。
こちらのフリーダイヤルは車検予約専用です、お問い合わせの方は093-631-1104までお問い合わせ下さい。