スズキワゴンR MH34SのCVTオイル交換
今回は、スズキワゴンR MH34SのCVTオイルの交換を行いましたので解説します。
このスズキワゴンR MH34Sは25年式で距離数は37376kmです。
車検でお預かりした際に距離数は少ないですが、新車から9年が経過していたためCVTオイルの交換となりました。
CVTオイル交換1回目
まずは、CVTオイルのゲージを抜きオイルの量と劣化具合を確認します。
オイルの量はOKでしたがやはり9年経過していますのでCVTオイルの劣化が著しくかなり汚れています。
さっそく車両をリフトアップしオイルパンドレンボルトを緩めCVTオイルを抜きます。
走行距離は少ないとは言え9年経過するとCVTオイルも劣化しています。
新品のCVTオイルは赤色ですが、写真で見るとやはり汚れているのが分かりますね。
CVTオイルが抜け切ったら一旦ドレンボルトを締めます。
次にオイルチェンジャーを使い、CVTオイルレベルゲージ差し込み部分からミッション内部の残ったオイルを吸い取ります。
(写真を取り忘れてしまったためこちらは参考写真です。)
CVTオイルの吸い取りが完了したらオイルチェンジャーを使い新品のCVTオイルを補充したあと、オイルレベルゲージを元に戻します。
エンジンを掛け暖気後にシフトレバーをP→R→N→D→Lとゆっくり一巡します。
CVTオイルレベルゲージを抜いてオイルの状態を確認します。
これで1回目のCVTオイルの交換は終了ですが、CVTオイルの交換はこの作業を3回~4回ほど繰り返します。
もう一度オイルドレンボルトを緩め下からCVTオイルを抜いたあと、CVTオイルレベルゲージからもCVTオイルを抜きます。
下の写真は最初に抜いたCVTオイルと1回目に交換した後に抜いたCVTオイルの比較写真です。
若干きれいになりましたが、まだまだ汚れていますので再度同じ作業を繰り返します。
CVTオイル交換2回目
2回目のCVTオイル交換も同じ作業を繰り返します。
写真は2回目のCVTオイル交換後に抜いたオイルです。
写真では1回目と変わらないようですが、少しきれいになりました。
CVTオイル交換3回目
3回目も同じ作業を繰り返します。
写真は3回目のCVTオイル交換後に抜いたオイルです。
写真でもきれいになったのが分かると思います。
最後に新しいドレンパッキンを使用しオイルパンドレンボルトを締め、オイルレベルゲージからCVTオイルを補充します。
補充が終わればエンジンを掛けシフトレバーを一巡し、エンジン暖気後試乗を行います。
試乗して異常が無い事を確認し、再度レベルゲージでCVTオイルの量を確認して作業終了です。
まとめ
今回はスズキワゴンRMH34SのCVTオイル交換の作業内容を解説しました。
走行距離は少ないとは言え9年経過していますのでCVTオイルもかなり劣化していました。
CVTオイルの劣化は燃費にも悪影響を及ぼしますし、CVTオイルが劣化したまま走行するとミッション本体にも悪影響を及ぼしますので定期的な交換をお勧めします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
福岡県北九州市八幡西区幸神3-11-49
ヤハタ自販株式会社
093-631-1104