スズキハスラーMR31S足回りから異音
スズキハスラーをお乗りのお客様が走行中にコトコトと音がすると言う事でご来店致しました。
さっそく試乗するとフロントの足廻りからコトコトと音がしています。
リフトアップしてタイヤを両手で押さえ、上下左右に動かしてみるとガタがあるようです。
その時の様子がこちらです。
タイヤを動かすと同時にフロントストラットの上部も動いています。
これはスズキ車によくあるストラット上部にあるゴムのブッシュ(
フロントストラットサポート）が劣化ですね。
お客様に原因を説明し部品交換となりました。
車両からフロントストラットを取り外します
車両からフロントストラットを取り外すためにタイヤをインパクトレンチで取り外します。
次にスタビライザーリンクを取り外します。
スタビライザーリンクはゴム部品が劣化して破れていますので後日交換します。
フロントストラットに固定しているブレーキホースを取り外します。
ABSセンサーの配線を取り外します。
フロントストラット下部のボルトとナットを取り外します。
フロントストラット上部のカバーを取り外します。
六角レンチとメガネレンチを使いナットを取り外します。
こちらが車両から取り外したフロントストラットです。
フロントストラットサポート交換
車両から取り出したフロントストラットを分解します。
スプリングコンプレッサーを使いスプリングを縮め、ストラット上部のナットを緩めます。
取り外したフロントストラットサポートを新品（右側）と比較してみました。
比べてみると形状が変わっていて、追加でワッシャー（フロントストラットベアリングプレート）を取り付けるようです。
フロントストラットベアリングプレートを取り付けます。
新品のストラットサポートを取り付けます。
取り付けを確認したらナットを規定トルクで取り付けます。
※取り付けナットは新品交換です。
フロントストラットを車両に取り付けます
まずはフロントストラット上部を車両に取り付けます。
※ナットは新品に交換します。
フロントストラット下部のボルトナットを取り付けます。
ブレーキホースを取り付けます。
スタビライザーリンクを取り付けます。
取り付けが終わったら再度増し締め確認し、タイヤを取り付けます。
リフトから車両を降ろし、ストラット上部のナットを規定トルクで増し締め確認し、カバーを取り付けて完成です。
まとめ
今回はスズキハスラーMR31Sのフロントストラットサポートの交換作業をまとめました。
スズキ車は走行距離が多くなると、フロントストラットサポートが劣化し交換作業が必要になる事が多いですね。
更にフロントストラットベアリングプレートというワッシャーまで取り付ける事になります。
スズキの走行距離が多い車両をお乗りの方は点検する事をお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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