トヨタヴィッツABS警告灯点灯
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
8月も終わり9月に入りました。
いつの間にか今年もあと4ヶ月です、早いですね。
夏休みも終わり、通勤時には学生が通学しています。
朝夕の車の運転には、十分お気をつけ下さい。
さて、今日ご紹介するテーマは『車の警告灯のABS警告灯が点灯した』です。
車の警告灯にはいくつか種類があります。
エンジン・ブレーキ・ABS・排気・油圧・水温などです。
今回お預かりしたお車は、ABS警告灯が点灯していました。
お車はH19年式トヨタヴィッツです。
今回もお預かりから診断までの流れを、お客様の質問などを交えてご紹介します。
お客様『今、走行してたら黄色いマークが出ていたんですけど、これどうしたらいいですか?』
スタッフ『今点いている黄色いマークはどんなマークですか?』
お客様『○の中に、ABSって書いてます。』
スタッフ『ありがとうございます、ABSの警告灯が点灯して、まだ走行されてますか?』
お客様『今は駐車場に戻ったんで、走行はしてないです。』
スタッフ『運転中ブレーキの効きが悪い等、気になった所はなかったですか?』
お客様『走りもブレーキもおかしくなかったですよ。』
スタッフ『分かりました、では一度お預かりして点検させて下さい。』
お客様『お願いします。』
お車はお客様に聞いた通り、ABS警告灯が点灯していました。
診断機を繋いで、お預かりしたお車のABS警告灯を点検しました。
見えにくいですが、一番上の項目がABS警告灯が点灯した原因の故障コードです。
C0205と出ています、ABSの不具合で出る故障コードです。
中段辺りの赤いラインの項目は、スピードセンサーというセンサーの項目です。
数値が0になっています。
スピードセンサーは4輪に付いていて、スピードを検知しています。
この項目の1つ上、1つ下、2つ下が他の3輪の数値で、他は全て17km/hと出ています。
一つだけ数値を読み取れなくなり、今回のお車のABS警告灯が点灯したのです。
ちなみにスピードセンサーはこちらです。
タイヤの裏に付いています。
詳しく調べると、ABS警告灯点灯の原因はスピードセンサーの不具合でした。
交換後に試乗して、もう一度診断機で確認しましたが、ABS警告灯は点灯しませんでした。
今回の警告灯はABS警告灯が点灯しました。
ABSとはアンチロック(A)ブレーキ(B)システム(S)の略称です。
急ブレーキを踏むとタイヤはロックし、スリップしてハンドル操作ができなくなります。
その為、急ブレーキ時にもハンドル操作で衝突が回避ができる様、ABSでスリップしない様にしています。
いわゆるポンピングブレーキを自動で行なう装置です。
急ブレーキ時にブレーキが小刻みに跳ね返りますがABSが作動しているからです。
タイヤがロックするまではフルブレーキ、ロックしたらブレーキを緩めるを高速で行なっているのでブレーキが小刻みに跳ね返ってきます。
おそらくほとんどの方が、ABSを作動させた事がないと思います。
使う事がないのが一番ですが、知っておくことで緊急時に事故を回避できるかもしれません。
ですが、普段の運転からスピードの出しすぎや無理な追い越し、車間距離などに注意して、安全運転で乗って頂く事が大事だと感じました。