トヨタラクティス エンジン警告灯が点灯する原因とは?
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『エンジン警告灯点灯、その原因とは?』です。
走行中にエンジン警告灯が点灯・点滅すると焦りますよね?
さらにエンストしそうになったり、不具合が出るとさらに焦りますよね?
今回のエンジン警告灯の点灯は、全く症状が出ない事例でした。
お車はH23年式トヨタラクティスです。
エンジンの警告灯が点灯・点滅しても、症状が何もないという事もあります。
今回もお客様からのお問い合わせや質問などを交えて、ご紹介したいと思います。
お客様『今、車で走ってたら警告灯が点いたんだけど、どうしたら良いですかね?』
スタッフ『今、走行中ですか?』
お客様『コンビニに止まってます。』
スタッフ『分かりました、どんな警告灯が点いているか分かりますか?』
お客様『説明書見たら、エンジン警告灯って書いてました。』
スタッフ『エンジン警告灯ですね、エンジン警告灯が点灯した時、走行でパワーがない・アイドリングが悪い等なかったですか?』
お客様『問題なかったです、アイドリングも特に悪くないですね。』
スタッフ『そうですか、他にお気付きの点などはなかったですか?』
お客様『全然ないんですよね、今から福岡に行くんですけどこのまま行っても大丈夫ですかね?』
スタッフ『エンジン警告灯が点灯してるので走行はやめた方が良いですよ。』
お客様『やっぱりやめた方が良いですよね、じゃあ診てもらえますか。』
お車をお預かりして、エンジン警告灯点灯の原因を点検しました。
症状は試乗しても全く出ません。
診断機を使って、コンピューターに残っている故障コードを確認します。
ISCV系統・エンスト検出・アイドル不安定が出ています。
ISCVとはアイドル(I)スピード(S)コントロール(C)バルブ(V)の事です。
アイドリング時にはアクセルOFFなのでスロットルバルブが閉じています。
エンストしない様に、ISCVでアイドリングに必要な空気の通り道を確保します。
まずは、ISCV関連の点検をします。
今回のISCVは上の写真のスロットルバルブと一体式なので、スロットル周りを点検しました。
しかし、どれも正常で特に問題ありません。
一度、故障コードを消去して、再度エンジン警告灯が点灯するか確認しました。
すると、
違うコードが出ています。
これもスロットルに関係する所です、次はこのコードの点検です。
点検する前に、ISC学習値を確認します。
最終確認で必要になります。
スロットルバルブは汚れが付着して動きが悪くなっていないか確認して、汚れている場合は清掃です。
最近のアイドリング不調の原因は、こちらの汚れで起こる事が多いです。
23年式ですが、スロットルの清掃はしていないと思われる汚れ方をしていました。
かなり汚れていましたがきれいに清掃して、先程のISC学習値をリセットします。
ヒューズを抜いてリセットです。
再度ISCを学習させて確認すると、
先程よりも数値が下がっています、下がっていたらOKです。
リセット前がこちら。
故障コードも完全に消えています。
その後試乗しても、エンジン警告灯は点灯しませんでした。
今回はスロットルバルブの汚れからエンジン警告灯が点灯したと思われます。
スロットルは排気ガスの再循環などで汚れが溜まり、アイドル不調やエンストを起こします。
今回の症状は点検・車検時に清掃を行っていれば、防げた事例です。
点検や車検時には、清掃する事をお勧めします。
ありがとうございました。