日産キャラバンの冷却水の漏れ
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
先日の定休日に、久しぶりにソフトバンクのオープン戦を見に行ってきました。
公式戦よりも空いていてチケットも安いので、オープン戦も悪くないですね。
この日は今宮選手がホームランを打って、オープン戦負けなしが続いています。
良いリフレッシュになりました。
さて、今日ご紹介するお車はH20年式ニッサンキャラバンです。
『水が漏れているみたいなので見て欲しい。』
お客様からお問い合わせがありました。
リザーブタンクに冷却水が入っていない状態だったそうです。
それではニッサンキャラバンの冷却水漏れをご紹介します。
まずニッサンキャラバンの症状をご説明します。
お客様からのお話をまとめると
・冷却水が漏れている
・冷却水の漏れた跡はないが、大きなホースに水滴が付いている
・リザーブタンクに冷却水が入っていなかった
というものでした。
お預かりして点検しました。
まずお客様と話をした時に、この水が漏れた冷却水じゃないかと言われたのが、エアコンの水でした。
排水口のホースからポタポタ落ちていましたが、お客様の言われていた冷却水の漏れはエアコンの水だったので問題ありませんでした。
他に冷却水が漏れていないか点検すると、冷却水が漏れて固まった跡が残っていました。
上からはこの辺りで
近づくと
冷却水が漏れて固まっています。
こちらは下から見た写真です。
位置的には上の冷却水漏れから、下まで伝っている様です。
冷却水が漏れた跡はありますが、現在漏れている箇所は見当たりませんでした。
エンジン内で冷却水を消費していないか、エンジンオイルのレベルゲージやキャップを外して確認しましたが、それもありませんでした。
エンジンを半日かけっぱなしにしたり、一旦エンジンを冷やしてエンジンをかけて確認したりしていると、ようやく症状が出ました。
冷却水が漏れ出したのはエンジンを完全に冷やして、再度エンジンを暖気している時でした。
写真では分かりにくいですが、矢印の部品の合わせ面からじわじわと湿ってきて、少しずつ冷却水が溜まりだしました。
ニッサンキャラバンの冷却水の漏れは、こちらのエンジンフロントカバーの合わせ面からでした。
こちらのエンジンフロントカバーのガスケット交換になりますが、作業はかなりのものになります。
エンジンやオートマチックやマフラーやオイルパンを外したりずらしたりが必要で、メーカーに問い合わせた所20万円以上の費用と時間がかかります。
お客様と相談して、今回はストップリークを使って応急処置をする事になりました。
冷却水の漏れ止め剤ですね。
こちらをラジエーターに注入して、冷却水のエア抜きと漏れが止まるかの確認です。
エンジンをかけて確認すると、漏れは止まった様にみえました。
しかしエンジンが冷えた状態で確認すると、冷却水が漏れていました。
ストップリークを使用しても、冷却水の漏れは止まりませんでした。
まとめ
今回のニッサンキャラバンの冷却水の漏れは、エンジンフロントカバーから漏れていました。
ストップリークを使っても、現在の所漏れは止まりませんでした。
お客様は車に詳しく、あまり乗らない事もあり、一度持ち帰って様子をみる事になりました。
ただし冷却水の漏れが止まっていたとしても根本的な解決にはなっておらず、再度冷却水が漏れる可能性が十分考えられます。
ストップリークは、あくまで応急処置ですのでご注意下さい。
冷却水以外にもエンジンオイル等でストップリークがありますが、あくまで応急処置ですし、うまく漏れが止まらない場合もあるのでご注意下さい。
ありがとうございました。
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