日産モコ・ドライブシャフトブーツ交換
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
日中は暖かいですが、すっかり秋らしくなってきました。
通勤途中の道端には、コスモスがたくさん咲いていました。
ドライブも良いかもしれませんね。
さて、今日ご紹介するテーマは『日産モコのドライブシャフトブーツ破れ、交換作業』です。
ドライブシャフトは、エンジンからの力をタイヤまで伝えるシャフトです。
その両端にジョイントが付いていて、そのジョイントを保護するブーツです。
赤い丸がエンジン側のインナー、黄色の丸がタイヤ側のアウターになります。
今回は立会い・見積もり車検でお預かりした際に、ドライブシャフトブーツが破れていましたので交換させて頂きました。
お車はH16年式日産モコです。
今回もお客様の質問や説明を交えながら、ご紹介します。
スタッフ『お待たせしました、お車を点検して車検に通らない箇所がありましたのでご説明させて頂きます。』
お客様『何がダメだった?』
スタッフ『はい、今回はドライブシャフトブーツが破れていました。』
お客様『破れてますね、これは交換が必要なの?』
スタッフ『はい、ドライブシャフトブーツ等は破れがあると交換が必要です。』
お客様『ゴムが破れただけでダメなんですね、このドライブシャフトブーツが破れたらどうなるの?』
スタッフ『ドライブシャフトブーツ内はジョイントになっていて、潤滑の為にグリスが入っています。』
『ドライブシャフトブーツが破れると、グリスが無くなり、異音が出始めます。ハンドルを切ってカタカタ言っていませんか?』
お客様『異音はまだしてないと思うよ。』
スタッフ『そうですか、異音が出だしたらシャフトごと交換しないといけないので良かったです。』
『最終的には外れる可能性もあるので、交換が必要になります。』
お客様『なるほどね、それは危ないね。では、お願いします。』
スタッフ『分かりました、ありがとうございます。』
先程、外していたドライブシャフトブーツを交換します。
今回はエンジン側のインナーのドライブシャフトブーツです。
ドライブシャフトブーツの中はこの様な部品で構成されています。
ここにグリスが入っています。
グリスも普通のグリスではなく専用のグリスがあるのでご注意下さい。
古いグリスをきれいに清掃して、新しいグリスに詰め替えます。
車種は違いますが、この様な感じです。
最後にドライブシャフトブーツの交換です。
ドライブシャフトブーツのバンドも新品に交換です。
あとは組みつけです。
ドライブシャフトを抜く時にオートマチックフルードも多少抜けるので補充が必要な場合もあります。
最後にタイヤを廻して、不具合がないかを確認して完成です。
今回日産モコの、ドライブシャフトブーツの破れで異音は出ていませんでした。
たまにカーブの際に『カタカタ』とか『コトコト』と異音が出ているお車を見かけますが、ドライブシャフトブーツの破れの可能性が高いと思われます。
基本的には異音が出た場合、ドライブシャフトの交換をしないと異音は消えません。
ブーツ交換で済むものが、交換を怠る事でドライブシャフト交換という高額の修理になってしまいます。
車検や点検でひび割れや破れを確認した場合は、お早めの交換をお勧め致します。
ありがとうございました。