スズキMRワゴンのコンプレッサーオイル漏れ
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『スズキMRワゴンのコンプレッサーオイル漏れ』です。
お車はH21年式スズキMRワゴンです。
スズキMRワゴンのコンプレッサーオイル漏れの症状
お預かりしたスズキMRワゴンは、点検の際にコンプレッサーのオイル漏れを見つけました。
全体的に湿っているのが分かるでしょうか。
コンプレッサー本体を触ると、オイルが手に付きます。
コンプレッサーのオイルが、どこかから漏れています。
スズキMRワゴンのコンプレッサーオイル漏れの場所
スズキMRワゴンのコンプレッサーオイル漏れの場所は、コンプレッサーの低圧・高圧のOリングからコンプレッサーオイルが漏れていました。
目視ではひび割れや損傷は見当たりません。
しかし、コンプレッサーの上部(ホースの付け根)から全体的にオイルが付着していました。
今回は、ホースのOリングを交換したいと思います。
スズキMRワゴンのコンプレッサーホースのOリング交換
ではスズキMRワゴンのコンプレッサーホースのOリングを交換します。
こちらが新品のOリングです。
コンプレッサーのホースを外す前に、エアコンガスを回収します。
エアコンガスを回収したら、先程お見せした様にホースを取り外します。
Oリングを新品に交換したら、漏れたコンプレッサーオイルを補充します。
今回コンプレッサーオイル漏れでOリング交換したのは、これ以上漏れない様にするためとこのコンプレッサーオイルの補充が重要なのです。
なぜかというのは最後にご紹介しますね。
コンプレッサーオイルを補充したら、コンプレッサー本体をきれいに清掃します。
経過を確認する際に、汚れたままだと分からないので清掃も大事ですね。
きれいになりました。
清掃前と比べると分かりやすいですね。
きれいになったらエアコンガスを入れる為に真空引きをします。
エアコンラインを負圧(真空)にする事でエアコンガスが入りやすくなります。
また、漏れがあると負圧(真空)状態を保持できないので、その確認も兼ねています。
真空引きが完了したら、エアコンガスを入れます。
最後に漏れやエアコンの効きを確認して完成です。
まとめ
今回は、スズキMRワゴンのエアコンコンプレッサーオイル漏れでホースのOリング交換とコンプレッサーオイルの補充を行いました。
上記にコンプレッサーオイルの補充が重要とお伝えしましたが、コンプレッサーオイルが漏れたまま使用するとコンプレッサーが焼き付いてエンストを起こします。
実際にスズキでは、エバポレーターからコンプレッサーオイルが漏れて焼き付くものとDENSO製のコンプレッサーオイル充填量が元々少なくて焼き付くといったリコールが出ています。
エバポレーターからのコンプレッサーオイル漏れのブログは、こちらをクリック
スズキMRワゴン症状はリコールの対象ではないですが、整備をしていてスズキ車のエアコン関連のトラブルは多いと感じます。
コンプレッサー交換やエアバポレーター交換は高額の修理になりますので、対象の方はリコールでの作業をお勧めします。
また、車種や年式によって同様の症状でもリコールでの作業が出来ない場合があるので、ご不明な方はお気軽にお問い合わせ下さい。
弊社でも作業可能です。
ありがとうございました。
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