スズキワゴンR MH22Sエンジン警告灯点灯
『走行中にワゴンRのエンジン警告灯が点いたので見て欲しい』
お話を聞くと、走行自体に変化はないとの事でした。
こんにちは。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今回のテーマはスズキワゴンR走行中のエンジン警告灯の点灯です。
今回も実例を基に、ワゴンRのエンジン警告灯点灯についてご紹介します。
お車は、H18年式スズキワゴンRMH22Sです。
今回は、エアバック関係の不具合でエンジン警告灯が点灯していました。
♦スズキワゴンRのエンジン警告灯点灯の原因
♦スズキワゴンRのエアバックの仕組みと交換
♦長期使用車・多走行車の注意点
♦スズキワゴンRのエンジン警告灯点灯の原因
まずはエンジン警告灯が、点灯する原因を探します。
エンジン警告灯が点灯する原因は、診断機を使い調べます。
エンジン警告灯は、エアバック関係の故障コードが出ていました。
これがエンジン警告灯点灯の原因部品です。
♦スズキワゴンRのエアバックの仕組み・交換
スズキワゴンRのエアバックが開くまでの仕組みは、3つに分かれます。
まず最初に、車両前方のセンサーで衝突を感知します。
センサーは0.003秒後に、コンピューターへ信号を送ります。
次にセンサーからエアバックコンピューターへ信号が届いたら、エアバックを開くかを判断し、0.015秒後にはエアバック本体へ開きなさいと信号を送ります。
最後に、0.040秒後には完全にエアバックがふくらみ、0.120秒後には衝撃を吸収する仕組みになっています。
今回のワゴンRは、エンジン警告灯点灯により事故起こしてもエアバックが開かない可能性があります。
では交換します。
まずシートを外します。
マットをめくるとコンピューターが出てきます。
こちらが原因となる部品の、エアバックのコンピューターです。
新品に交換します。
今回はセンサーも交換する事になりました。
センサーは右前のライトの裏あたりに付いています。
こちらも新品に換えます。
故障コードを診断機で消去し、試乗して、再度エンジン警告灯が点灯しないか確認して完成です。
♦長期使用車・多走行車の注意点
コンピューターやコンプレッサー・エンジン内部の部品・電気関係は、経年劣化や使用頻度によって交換時期は様々です。
そして修理代も高額になってくる事が多いです。
今回のスズキワゴンRは9年目で、距離は10万キロ程でした。
よく10年10万キロで買い替えのタイミングと言われますが、今回のエンジン警告灯点灯もその一因なのかなと思います。
長期使用車・多走行車の方は、お車に異変を感じたら放っておいて大きな修理になる前に、ぜひ一度ご相談下さい。