日産セレナFC26ドライブシャフトブーツ交換
今回は、日産セレナFC26のドライブシャフトブーツ交換作業の内容を記事にしました。
ドライブシャフトブーツとは、エンジンの力をタイヤに伝えるシャフトに付いているベアリングを保護しているゴム製のカバーです。
このドライブシャフトブーツが破れると車検に通らないだけでなく、ベアリングが焼き付きを起こしてしまうので、早急に交換する事をお勧めします。
日産セレナFC26は、ドライブシャフトブーツが4か所ありますが、今回は、右側の内側ブーツを交換します。

ドライブシャフトを車両から取り外す
インパクトレンチを使い、タイヤを取り外します。

取り外した状態がこちらの写真です。

サイドカバーに付いてあるクリップをクリップリムーバーで取り外し、サイドカバーを取り外します。
クリップは取り外す際に、経年劣化で損傷する場合があります。
その場合は、クリップを新品に交換する事をお勧めします。
サイドカバーを取り外した写真がこちらです。

足回りにはABSのセンサーが取り付けてあります。
ボルトで固定している部分がABSセンサーです。

ABSセンサーを外した写真がこちらです。

ABSセンサーの配線に不具合が生じる可能性があるので、予めステーから配線を取り外します。

タイロッドエンドのボルトを緩め、タイロッドエンドを取り外します。
タイロッドエンドブーツが破れないように注意して取り外します。

ロアアームの取り付けボルトを取り外し、ロアアームを外します。

ロアアームが外れない・・
ここで問題が発生しました。
ロアアームの取り付け部分がサビて固着している為、ロアアームが外れません。

バーナーで温めて外してみようかとも考えましたが、ロアアームのボールジョイントダストブーツが熱で溶けてしまうかもしれません。
潤滑剤をスプレーしてもハンマーで叩いてもビクともしません。
そこで、ストラットのボルトを取り外す事にしました。
ストラットのボルトを外す為に、先にブレーキキャリパーを取り外します。

キャリパーは、針金を使い車両側に固定します。
続いてブレーキパットを取り外します。

センターのナットの割ピンを外し、ロックワッシャーを取った後、センターのナットをインパクトレンチを使い取り外します。

スタビライザーの取り付けナットを六角レンチで固定し、取り外します。

ここでストラットの取り付けボルトとナットを取り外し、ストラットから足回り(ハブ周辺)を切り離します。

これで、ドライブシャフトブーツを取り外す準備が出来ました。
最後に、写真赤枠のボルト2本を緩めプレートを取り外します。

これでドライブシャフトブーツを取り外すことが出来ました。
写真で見ても分かる通り、車両にグリスが飛び散っているので、きれいに清掃します。
ドライブシャフトブーツ交換
いよいよドライブシャフトブーツの交換作業です。
ブーツバンドの大をマイナスドライバーを使いハンマーで叩いて取り外します。

ドライブシャフトブーツバンドの小も、同様に取り外します。

グリスが飛び散らないように、ドライブシャフトブーツをゆっくり取り外します。
この時、大量の古新聞があると床が汚れずに作業できます。

スナップリングプライヤーを使い、スナップリングを取り外します。
取り外す際は、スナップリングが飛びそうになります。
紛失しないように、指で押さえながらゆっくり取り外します。

ベアリングが傷つかないように、マイナスドライバーを使い慎重にベアリングを取り外します。
取り外す際は、元の位置に取り付ける為、ホワイトペンでしるしをつけます。

ベアリングを取り外し、状態を確認します。
焼き付きも無く大丈夫なので、ベアリングはこのまま再使用します。

全て取り外した状態がこちらの写真です。

新しいブーツ、ブーツバンド、グリスを準備します。

ブーツバンド小をドライブシャフトに挿入した後にドライブシャフトブーツを挿入し、バンドを縛り固定します。

取り外したベアリングを元の状態に戻し、スナップリングで固定します。
この時、スナップリングが溝にきちんと入っているか確認も忘れずに。

新しいグリスをベアリングに馴染ませ、ドライブシャフト内にもグリスを大量に注入し、組付けた後バンドでしっかり固定します。
手で動かしてみてブーツがきちんと固定できたら合格です。

ドライブシャフトを交換し、作業が完了した写真がこちらです。

ドライブシャフト組付け
いよいよドライブシャフトを車両側に取り付けます。
挿入部分にある切り欠き溝を合わせながら、ミッション側をゆっくりと挿入した後、足回り側を挿入します。
今回は、簡単に取り付け出来ました。

ドライブシャフトを固定しているプレートをボルト2本で取り付けます。

ドライブシャフトをセンターハブ取り付け部に挿入し、のナットを取り付け、割ピンを使って固定します。

最初に取り外した、ストラット、スタビライザー、ロアアーム、ブレーキパット、ブレーキキャリパー、ABSセンサー、サイドカバーを取り付け、タイヤを増し締めして完成です。

まとめ
今回は、日産セレナのドライブシャフトブーツ交換の作業内容をまとめました。
ドライブシャフトを車両から取り外す際は、ロアボールジョイント部から切り離すのでが、サビで固着していたためストラットから切り離す事にしました。
ドライブシャフトブーツ交換作業は、単純なようで意外と時間がかかる作業です。
しかし、重要な部品でもありますのでブーツが破れている場合は早めの交換をお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
