スズキMRワゴンMF22Sドライブシャフトブーツ交換
本日は、ドライブシャフトブーツの交換の解説です。
車はスズキMRワゴン MF22S。
左側ドライブシャフトのインナー側のブーツが破れている為交換することになりましたのでご紹介します。
ドライブシャフトブーツって何?
ドライブシャフトブーツとは、簡単に言うとエンジンの力をタイヤに伝えるシャフト(棒状の部品)に付いているゴムカバーの事です。
このドライブシャフトブーツの中には手首のような動きをする精密部品がありグリス(潤滑剤)でおおわれています。
もしドライブシャフトブーツが破れてしまうと、手首の動きをする精密部品が焼き付いたり異音が出たりして危険です。
スズキMRワゴンは左右のドライブシャフトに内側と外側(合計4つ)ついていて、そのうち左の内側のドライブシャフトブーツが破れているため交換することになりました。
ドライブシャフト取り外し
ドライブシャフトブーツを交換するためには、車両からドライブシャフトを取りはずさないといけません。
まずは、タイヤを取り外します。

タイヤを取り外した写真がこちらです。

続いてドライブシャフトを固定しているセンターのナットをインパクトレンチを使い取り外します。

取り外した写真がこちらです。

次にタイロッドエンドのピンを取り外します。

ピンを外したらナットを取り外します。

タイロッドを取り外した写真がごちらです。

今度はロアアームを取り外します。

取り外した写真がこちらです。

ハブからドライブシャフトを外します。

ドライブシャフトをミッションから抜きます。
この時ATオイルが少量出ますので、あとから補充します。

取り外したドライブシャフトの写真がこちらです。
インナーブーツが根元から破れていますので交換します。

ドライブシャフトブーツ交換
ドライブシャフトブーツバンドをマイナスドライバーを使い外します。

こちらのドライブシャフトブーツバンドもマイナスドライバーで取り外します。

ドライブシャフトブーツを外してみるとグリスが真っ黒でした。
後ほど新品のグリスに入れ替えます。

ドライブシャフトとジョイントを固定するリングをマイナスドライバーを使い取り外します。

インナージョイントからシャフトを抜きます。

スナップリングプライヤーを使用しスナップリングを取り外します。

等速ジョイントを取り外します。

取り外した部品はきれいに清掃し傷や不具合が無いか確認します。
今回は問題なさそうです。

ドライブシャフトにインナーブーツを取り付けます。

等速ジョイントベアリング部に傷や不具合が無い事を確認した後、ドライブシャフトに取付けグリスを塗布しスナップリングで固定します。

ジョイント内部に新品のグリスを内部に注入します。

等速ジョイントを組付けます。

再度グリスを注入し、グリグリと廻しながらグリスを馴染ませます。

ストッパーのリングを取り付けます。

組付けたブーツ側にもグリスを注入します。

組付けたらバンドで固定します。

ドライブシャフト組付け
ミッション側にドライブシャフトを挿入します。
オイルシールを傷つけないようにそっと挿入するのがコツです。

ハブ側にドライブシャフトを組付けます。

ハブ側のナットを取り付けロックします。

タイロッドエンドのナットを取り付けピンで固定します。

ロアアームを取り付けます。

タイヤを取り付けオートマチックオイルを補充して完成です。

ドライブシャフトブーツ交換まとめ
今回は、スズキMRワゴン MF22Sのドライブシャフトブーツ交換の内容をご紹介しました。
ドライブシャフトブーツはゴム製で出来ており、経年劣化する部品です。
破れてしまうとベアリングが焼き付きを起こし高額な修理となってしまいますので早めの交換をお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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