スズキエブリィのリコール
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
先日、保証での無料交換についてお話しを致しました。
今回はスズキエブリィのリコールでの無料交換をご紹介します。
お車はH27年式スズキ エブリィです。
リコールとは、設計・製造段階での不具合を無料で回収・修理をする制度です。
リコールでは軽微な物から大掛かり物まであり、内容や箇所も様々です。
リコール・改善対策・サービスキャンペーンと内容により名称も変わりますが、基本無料での交換です。
リコールの改善作業を受けて頂く事で、その後も安心・安全に乗って頂けます。
お客様とリコールの話をしますが
『まだいいよね?』
『リコールに出さなくても大丈夫やろ?』
という声も多いです。
しかし、そんな事はありません。
なぜならリコールの中には、操作困難・発火・火災などで、事故・死亡に繋がるケースがあるからです。
最近では記憶に新しいタカタのエアバックリコール問題がありました。
当社のブログでもご紹介しましたね。
こちらのエアバックのリコールでは、エアバックの暴発によって死亡した事例が数件挙がっていました。
タカタのエアバックは国内では、ホンダ・トヨタ・日産ダイハツが使用していて350万件以上が対象です。
部品が間に合わないので交換するまでの間、エアバックの作動を停止させますが、停止させたら本末転倒ですよね。
という様に実際に死亡事故も出ているので、内容は違いますが今回のエブリィのリコールについてご紹介致します。
では今回のエブリィのリコールは、ヘッドライトバルブ固定用スプリングを対策品に交換するという作業になります。
上がエブリィのヘッドライトバルブ固定用スプリングの対策品で、先の形状が変わっています。
固定用スプリングの先がバルブの裏のカバーに干渉して、うまく固定できなくなり、バルブがずれてしまいます。
ではエブリィのリコール、固定用スプリングを交換します。
エブリィのヘッドライトはフロントバンパーを外さないと取れませんので、バンパーを取り外します。
ライトを外します。
エブリィのヘッドライトを固定するボルトは回り止め剤が付いているので、組みつけの際は再使用せずに新品に交換です。
エブリィのライトを取り外したら裏のカバーを外します。
組みつけの際はTOPを上にして組み付けます。
スプリングがこのカバーに干渉します。
カバーを外すと、エブリィのハイビームの固定用スプリングが出てきます。
カバーを開けた段階ですでにスプリングがツメから外れて、バルブがしっかり固定できていませんでした。
今回のエブリィのリコールは、この症状の事だったんですね。
エブリィの固定用スプリングを対策品に交換して
あとは元通り組み付けます。
今回のエブリィはサービスキャンペーンも同時にあったので、そちらも作業しております。
エブリィのサービスキャンペーンの内容は、アース線の点検で不良なら交換というものです。
オーディオ関係のアース線なので、オーディオにノイズが入ったり使えなくなりますのでこちらもご注意下さい。
まとめ
エブリィのリコールでは、案内の内容の不具合が出ていました。
やはりリコールが出ている場合は、早めの対策作業が必要だと感じました。
冒頭でもお話しましたがリコールは設計・製造での不具合ですので、必ず良い事はありません。
何の不安もなく安心して乗って頂く為にも、お早めの対策作業をお勧め致します。
リコールの対象か分からない、調べて欲しいという方はお気軽にお問い合わせ下さい。