スズキMRワゴンマフラーから白煙が出る?原因はなんだろう・・。
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
連休明けの朝の通勤は、交通量が多いですね。
仕事帰りや移動の際の運転には、十分お気をつけ下さい。
さて、今日ご紹介するテーマは『マフラーから出る白煙の原因』です。
お車はH14年式スズキMRワゴンです。
お預かりしたお車は、マフラーからの白煙の他にも、いくつか症状が出ていました。
今回もお客様からの、お問い合わせや質問を交えながら、ご紹介します。
お客様『すいません、今車を運転して車から降りたんですが、後ろから煙がモクモク出てたんですけど大丈夫ですかね?』
スタッフ『お車は安全な所に止めて、エンジンは切っていますか?』
お客様『駐車場に止めてます。』
スタッフ『ありがとうございます、お車の煙なんですがどこから出てますか?』
お客様『排気ガスが出るとこですかね。』
スタッフ『マフラーからですね、ありがとうございます。』
『煙の色は白い煙ですか?それとも黒っぽい煙ですか?』
お客様『白い煙ですね。』
『あ、あと煙が出てるのに気付く前、車から変な音も出てたんですよ。』
スタッフ『変な音ですか、どんな音でしたか?』
お客様『カラカラみたいな音です。』
スタッフ『カラカラですね、ありがとうございます。』
お客様『あと、車から音が出始めて、スピードが出なくなりましたね。』
スタッフ『スピードも出なくなったんですね、分かりました。』
『では、詳しくお調べしますのでお預かりさせて下さい。』
お客様『お願いします。』
お車はレッカーで入庫しました。
マフラーから白煙が出ていました。
オイルの混入が疑わしいですが、異音やスピードが出ないという事でしたので、そちらを先に点検しようと思います。
お問い合わせでの質問の時点で、ある程度の目星はついていました。
今回のお車はターボ車です。
症状もターボの不具合にも似ていますので、まずはターボから点検する事にしました。
異音を聞いてみると、カラカラ・カリカリと音がしています。
バンパーを外して、さらに異音を確認します。
こちらがターボチャージャーです。
異音はターボチャージャーからで間違いありませんでした。
ターボはエンジンオイルで潤滑・冷却しますので、エンジンオイル管理が重要になります。
お客様に前回のエンジンオイル交換を尋ねると、1年半前の車検から交換していないそうです。
エンジンオイルをゲージで確認すると、
赤い線の規定量内に届いていません。
エンジンオイルを消費して少なくなっている様です。
エンジンオイルをドレンから抜いてみると、エンジンオイルは真っ黒で量が減ってます。
オイル内にキラキラと鉄粉が混じっていました。
ターボチャージャーの内部の部品も、オイルに混ざっていました。
エンジンに鉄粉や破片が回っている様ですね。
他にもオーバーヒートしている様で修理となれば、修理費は高額になります。
お客様と相談をして、走行距離も走っていて、年式も古いという事で、今回は、お買い替えとなりました。
今回のマフラーから白煙が出ていたのは、ターボチャージャーが故障した為でした。
他にも異音やスピードが出ない・オーバーヒートなどはターボチャージャーの故障によるものです。
ターボチャージャーは、エンジンオイルの管理が非常に重要になります。
エンジンオイルでターボチャージャーを潤滑・冷却するので、エンジンオイルが汚れているとターボチャージャーの不具合が多くなります。
ターボチャージャーが壊れると、付随した部品や装置までも壊すので、早い方は3000キロくらいでもエンジンオイルを交換される方もいます。
部品や油脂類を定期的に交換する事で、エンジンがダメになってしまうのを防ぐ事ができます。
車検や点検などでお勧めされる部品・油脂類は定期的に交換する事をお勧め致します。