スズキMRワゴンMG21Sエンジン警告灯点灯
『燃費が悪くなったので、見てください』
お客様からこの様なお問い合わせを頂きました。
お話を聞くと、エンジン警告灯が点灯している様です。
こんにちは。
北九州市八幡西区の車検専門店のヤハタ自販株式会社です。
今回のお車は、スズキMRワゴンMG21Sです。
今回も実例を基に、スズキMRワゴンのエンジン警告灯が点灯して、燃費が悪くなる原因をご紹介します。
♦スズキMRワゴンの症状
♦スズキMRワゴンの燃費が悪くなった原因
♦スズキMRワゴンの部品交換
♦スズキMRワゴンの症状
お客様は普段から燃費を気にされていて、ご自身のパソコンにデータを残しています。
3ヶ月程前から燃費が下がっていて、最近エンジン警告灯が点灯し始めた様です。
燃費が下がる以外は今のところ症状は感じられず、走行がおかしかったり異音などもないそうです。
♦スズキMRワゴンの燃費が悪くなった原因
ではスズキMRワゴンの燃費が悪くなった原因を探します。
エンジン警告灯が点灯すると、車にデータが記憶されます。
今回は診断機を使わずに特殊な方法でエンジン警告灯を点滅させ、点滅回数でどこの異常かを判断しました。
確認すると、A/Fセンサーという部品の異常が検出されました。
O2センサーと言えば分かりやすいと思います。
両方とも大きな違いはなく、排気ガス中に残っている酸素濃度を検出しています。
A/Fセンサー以外の可能性も点検しましたが、異常はありません。
スズキMRワゴンの燃費が悪くなった原因は、このA/Fセンサーが原因でした。
ではなぜこのセンサー不良で、スズキMRワゴンの燃費が悪くなったかをご説明します。
先ほどA/Fセンサーは、排気ガス中の酸素濃度を検出していると説明しました。
この酸素濃度のデータを車のコンピューターに送り、燃料と空気の割合をその時の最適な比率に制御しています。
今回は燃費が悪くなっているので、センサー不良によって燃料の割合が多くなり、燃費が悪くなっていた
という事でした。
♦スズキMRワゴンの部品交換
ではA/Fセンサーを交換します。
専用工具を使って取り外します。
こちらが新品のセンサーです。
新品のセンサーを取り付け、規定のトルクで締め付けます。
カプラーを繋いだら最終確認です。
車に残っているセンサー不良のデータを消し、試乗などをして、再度エンジン警告灯が点灯しないか確認です。
交換後は、エンジン警告灯が点灯する事はありませんでした。
♦まとめ
今回のスズキMRワゴンは走行に問題なかったですが、パワーがなくなったり走行に異常が出る事もあります。
基本的には警告灯が点灯したらすぐに走行をやめ、整備工場に持ち込む必要があります。
今回は燃費で済みましたが、部品によっては故障の範囲が広がりますので警告灯が点灯したら無理せず
車を止めましょう。
ちなみに3ヵ月後にお客様に燃費を確認すると、燃費が悪くなる前の燃費にまで戻ったと喜んでいました。
喜んで頂けてよかったです、ありがとうございました。