マツダキャロルブレーキのジャダー(振動)
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『ブレーキを踏んだ時のジャダー(振動)について』です。
『ブレーキを踏んだらペダルが振動して怖い』
お客様からお問い合わせを頂きました。
安心して運転できないので、すぐにお預かりして確認させて頂きました。
お車はH25年式マツダキャロルです。
スズキアルトのOEMですね。
たまにお客様から
『急ブレーキを踏んだ時にガガガという音がして、ブレーキペダルが振動する』
という事でお問い合わせを受ける事があります。
急ブレーキを踏んだ時のブレーキの振動はABSが作動して出る振動なので、今回のブレーキのジャダーとは別物です。
今回は、急ブレーキ時のものではありません。
今回の症状は
・急ブレーキに限らず、ブレーキを踏むとジャダーが出る
・スピードが速い程、ジャダーが大きくなる
といったものです。
結論から申し上げると、ブレーキのジャダーの原因の多くはブレーキローターの歪みが原因です。
今回もブレーキローターが歪んで、ジャダーが発生していました。
ブレーキは、ブレーキローターをディスクパッドで挟んでブレーキを掛けます。
ブレーキローターが歪んだり
偏磨耗していると
ブレーキを踏んだ時にジャダー(振動)が起こります。
上記のイラストは分かりやすく極端に書いていますが、数十ミクロンの差でも発生するのです。
ではブレーキローターが歪んだり偏磨耗する原因は
・ブレーキ時の摩擦熱
・材質不良
・ブレーキの引きずりによる熱
・キャリパーピストンの作動不良
・サビによる腐食
等が考えられます。
今回ブレーキローターは、新車からの保証で交換しました。
ただ他の原因も考えられるので、ローター以外の可能性もお客様にお話ししました。
ブレーキなので徹底的に見て欲しいとの事でしたので、ブレーキのオーバーホールも行いました。
まずはブレーキキャリパーを取り外して
ブレーキホースが刺さっていた所にエアを送ってキャリパーピストンを取り出します。
段付きやサビもなくきれいですが、磨いて清掃しました。
キャリパー側も段付きやサビはありませんでしたが、磨いて清掃しました。
お客様のご要望により、キャリパーシールも交換する事になりました。
左が新品です。
シールを組み付けて
車両に取り付けます。
最後にエア抜きをして完成です。
試乗をすると、ジャダーは完全に無くなりました。
ご紹介を忘れましたが、フロントブレーキパッドも交換しております。
まとめ
今回はディスクローターの交換、フロントブレーキパッド・キャリパーシールの交換を行いました。
お車が新しいのでキャリパーやキャリパーピストンの作動不良の可能性は低かったですが、お客様のご要望により、大事をとって作業させて頂きました。
お客様も毎日お仕事で車を使っていて『いつか事故起こしそう』と不安そうでしたので、解消できてよかったです。
ブレーキはお車の装置でもっとも重要な装置ですので、今回のブレーキジャダー以外でもお早めの対策をお勧め致します。
ありがとうございました。
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