マツダデミオブレーキ異音ブースターの故障
2021/11/14
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
9月も半分を過ぎました、早いですねぇ。
秋の訪れを告げる放生会も、おとといまででしたね。
久しぶりに放生会に行ってきました。
お祭りの雰囲気って、何か良いですよね。
お参りをして、おみくじも引いてみました。
末吉で、安定を欠く・長引く・苦労多い・望み薄い・中止せよ等、散々な言われ様でした。
‥‥とにかくがんばります!
さて、今日のテーマは『ブレーキブースターの故障事例、ブレーキ時に出る異音』です。
ブレーキ時の異音というとブレーキ鳴きが思い浮かびますが、今回は違います。
車検でお預かりした際に、ブレーキを踏むと室内から異音がするとの事で点検しました。
お車はH15年式マツダデミオです。
今回もお客様の質問や問診を交えながらご紹介します。
スタッフ『今から車検のお見積もりをさせて頂きますが、何か気になる所やお気付きの点などありますか?』
お客様『気になるとこあります、何かブレーキを踏むと、室内から変な音がするんですよね。』
スタッフ『変な音ですか、どんな音ですか?』
お客様『室内からシューシューと、音がするんですよね。』
スタッフ『シューシューですか、キーキーと鳴く音はよく聞くんですけどね。』
お客様『キーキーじゃないんですよね。』
スタッフ『その異音はいつも出ていますか?それともたまにしか出ないですか?』
お客様『異音はブレーキを踏むといつも出てます。』
スタッフ『ありがとうございます、ブレーキの効きはどうですか?』
お客様『効きは悪くないと思うんですが、よく分からないですね。』
スタッフ『分かりました、では今から確認させて頂きます。』
お客様『お願いします。』
お預かりして点検しました。
ブレーキを踏んで確認すると、聞いた通り、室内から『シューシュー』と異音がします。
異音の出所を確認すると、ブレーキペダルの奥から異音がしていました。
さらに確認すると、ブレーキブースターという部品からエアが漏れていました。
ブレーキ時の異音の原因は、ブレーキブースターの故障が原因でした。
ブレーキブースターは、真空(負圧)を利用して、より強い力をブレーキに伝える部品です。
真空(負圧)と大気圧との差を利用して、ブレーキの踏む力を増幅しています。
ブレーキブースターは、ブレーキの装置で重要な部品です。
では、交換作業です。
車検での交換部品もありますが、ブレーキブースターやパッキンなどは赤く囲っている部品です。
まず、ワイパーアームを取り外します。
ブレーキブースターが外しやすくなりました。
室内のロッドや部品を外して、ブレーキホースを切り離して、ブレーキブースター本体を取り外します。
新品のブレーキブースターを取り付けて、元通り組み付けます。
最後に、ブレーキオイルのエア抜きをして完成です。
まとめ
今回はブレーキブースターの故障で気密が悪くなり、ブレーキを踏むとシューシューという異音が、室内からしていました。
ブレーキブースターはブレーキの重要な部品ですので、お客様も安心されていました。
テスターでブレーキの数値を計ると、修理前の方が数値が低く、ブレーキが効きづらくなっていました。
今回の異音は、お客様もそこまで気にしていませんでした。
ですが、実際に点検するとブレーキブースターの故障でした。
今回の様に『これくらいの音なら大丈夫そうだな』と過信せずに、異音にお気付きの際は、今すぐご連絡下さい。
ありがとうございました。