スズキエブリィバンDA64Vの暖房が暖かくならない
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
正月休みも終りましたが、いかがお過ごしだったでしょうか?
今年もたくさんブログをアップできる様がんばりたいと思います。
さて、今日ご紹介するテーマは『スズキエブリィの暖房が暖かくならない』です。
お車はH19年式スズキエブリィDA64Vです。
症状はタイトルの通り「暖房が暖かくならない」。
この時期に暖房が使えないのは、つらいですよね。
その他にも、冷却水が冷えている事を示すランプが点いたり消えたりしていました。
では、スズキエブリィの暖房が暖かくならない原因を点検します。
詳しく症状を確認すると、このスズキエブリィは停車して暖気すると冷却水が冷えているランプは消え、暖房も効く様になります。
走行するとまたランプが点灯し、暖房も効きません。
車の暖房は冷却水の熱を利用して暖かい風を作るわけなので、このスズキエブリィは冷却水がしっかり温まらない事で暖房が暖まらない様です。
考えられる一番の原因は、サーモスタッドです。
サーモスタッドは、水温に応じてラジエーター側(冷やす)とエンジン側(温める)に水路を切り替えます。
冷却水を冷やす方に開きっぱなしになっている事はよくある事例です。
では、冷却水を抜きます。
サーモスタッドを取り外します、この下にサーモスタッドが付いています。
こちらがサーモスタッドです。
開いたままだとラジエーター側(冷やす)冷却水が流れる訳ですが、見た感じではしっかり閉じていて問題はなさそうです。
では、熱湯に入れてしっかり開閉するか確認します。
まずはサーモスタッドを温めます。
隙間が開いているのが分かるでしょうか?
水温が上がるとこの様に水路ができて、ラジエーター送りに冷却水を冷やします。
次は冷水につけてサーモスタッドがしっかり閉じるか確認します。
すると
完全に閉じていませんでした。
これでは冷却水が常にラジエーター側に流れ、冷却水が温まらないので暖房も効きませんね。
スズキエブリィの暖房が暖かくない原因は、このサーモスタッドが原因でした。
原因が分かったので、スズキエブリィのサーモスタッドを新品に交換します。
多摩 サーモスタット スズキ SUZUKI エブリイ 型式 DA64V DA64W エンジン K6A 年式 05.08~ 用 W44DX-88 多摩 TAMA タマ
あとは取り外しと逆の手順で組み付けて
冷却水のエア抜き・冷却水の補充をして完成です。
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まとめ
今回は、スズキエブリィの暖房が暖かくならないという事でサーモスタッドを交換しました。
交換後は、暖房もしっかり効く様になり冷却水が冷えているランプも暖気後消える様になりました。
今回のスズキエブリィはサーモスタッドが開いたままになっていてオーバークールになっていましたが、逆に閉じたままだとオーバーヒートになります。
長くお車に乗る予定の方は、10万キロ走行するまでに1度交換しておくと安心ですよ。
ありがとうございました。
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