スズキエブリィワゴンDA17W ETC取付け
ムーブに乗っている建築関係のお仕事をしているお客様。
今回、当社で新車スズキエブリィワゴンをご購入いただきました。
今までムーブで使用していたETCをエブリィワゴンでも使いたいと言う事で、今回はETCの取り付けの記事をご紹介します。
※ETCは必ずセットアップ作業(登録)を行います。
オーディオを取り外します
ETCの電源をオーディオ裏から供給するために、まずはオーディオを取り外します。
キズが付かないようにオーディオ周辺にマスキングテープを貼りオーディオパネルを取り外します。
取り外した状態がこちらです。
ハザードランプスイッチのコネクターも取り外します。
オーディオ取付部のネジを4本取り外します。
オーディオの配線コネクターを抜き、オーディオを車両から取り外します。
これで、準備が完了しました。
ETC電源配線取り回し作業
次は、ETCの電源配線の取り回し作業を行います。
今回はETCをグローブボックスに収納するため、まずはグローブボックスを取り外します。
助手席足元からオーディー取付部まで針金を通します。
針金にETCの配線をマスキングテープで巻きます。
配線が外れないように注意しながらスルスルと針金を引っ張り、助手席足元へ配線を通します。
ETCの配線は長く、そのままだと走行中にダラーンと垂れ下がってしまいますので、適度な長さでタイラップで固定します。
これで電源配線の取り回しは完了です。
ETCの配線作業
次にETCの配線作業を行います。
ETCの配線は、黄色の配線がバッテリー電源(+B)、そして赤色の配線がアクセサリー電源(ACC)です。
オーディオ側の配線から電源を分配してETCにつなげますが、念のため、オーディオ側の配線の色も確認します。
イグニッションオフで電圧が12ボルトですので、ETCの配線と同じようにオーディオ側の配線も黄色でした。
続いて、アクセサリー電源の配線の色を確認をします。
ブレーキを踏まずにプッシュスタートボタンを一度押して、車両をACCの状態にします。
ACC状態で12ボルトでしたので、ETCと同じようにオーディオ側の配線も赤色でした。
それぞれの配線を組み合わせた写真がこちらです。
そして、最後にボルトでしっかり固定しボディーアースを取ります。
走行中にダッシュボード内でカタカタ音がしないように、予防のためコネクターをテープを巻きつけ収納します。
これで電源の作業は終了です。
ETCのアンテナ取付け
今度は、ETCのアンテナを取り付けます。
助手席側のモールを少しずらします。
2本のボルトを外し、アシストグリップを取り外した後モール(内張り)を取り外します。
このETCは、お客様が以前乗っていた車両から取り外したものですので、ETCのアンテナ裏側に両面テープを貼り付けます。
フロントガラスにETCアンテナを貼り付ける場所を決め配線を天井の内張の中に這わせます。
そのあと、フロントガラスをきれいに脱脂して、アンテナを両面テープで貼り付けます。
助手席グローブボックス奥に針金を入れ、ピラーの隙間に通します。
マスキングテープを使い、針金の先端にETCアンテナを巻き付けます。
グローブボックスから針金を引っ張りETCのアンテナ配線を取り出します。
ETCの配線がだらーんとならないようにタイラップで固定します。
これでETCアンテナの取り付けは終了です。
動作確認テスト
あらかじめセットアップしたETCに、電源コネクターとアンテナを取り付けて動作確認テストを行います。
無事に青い色のランプが点灯し、正常に作動しました。
ETCカードを挿入して、読み込みテストもOKです。
取り外した助手席ピーラーのトリムとグリップをもとに戻します。
オーディオのコネクターを取り付け、オーディオを元の位置に取り付け、ハザードランプスイッチとオーディオパネルを取り付けます。
取り付けたあとは、FMラジオ、AMラジオのチャンネル設定、そして時刻を合わせます。
最後にグローブボックスを取り付けて完成です。
まとめ
今回は、新車エブリィワゴンにお客様が今まで使用していたETCを取り付けた作業内容を細かく解説してみました。
普段はETC本体を所定の位置や運転席足元に取り付けますが、お客様のご要望でグローブボックスに収納するようにしました。
そして、運転席からでもカードの出し入れがしやすいように、配線にも余裕をもたせるようにしました。
「これなら、カードの出し入れが楽だね。」と言っていただけてよかったなと思いました。
新車のエブリィワゴンを今後とも可愛がっていただき、お仕事も頑張ってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今までの車で使用していたETCを新しい車に取り付ける際は、かならずETCセットアップをする必要がありますのでご注意ください。