スズキスペーシアのアイドリングストップ警告灯点滅の原因は?
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検整備工場のヤハタ自販株式会社です。
久しぶりの投稿ですね。
バタバタしてブログを書く事が出来ていませんでしたが、少しずつ書いてアップしたいと思います。
今日ご紹介するテーマは『スズキスペーシアのアイドリングストップ警告灯点滅の原因は?』です。
お車はH25年式スズキスペーシアです。
スズキスペーシアの症状
まずアイドリングストップとは、走行して信号待ち等で停止するとエンジンが切れ、スタートの際にエンジンを再始動させるシステムの事ですね。
お預かりしたスズキスペーシアの症状は、そのアイドリングストップの警告灯の点滅です。
正常時の緑色ではなく、オレンジ色の警告灯点滅です。
正常時は、この様に点灯します。
オレンジ色のアイドリングストップ警告灯が点滅してからは、アイドリングストップをしていないとの事でした。
診断機を使って点検
では、スズキスペーシアのアイドリングストップ警告灯点滅の点検を行います。
まずは、診断機を接続して故障コードを読み取ります。
スズキスペーシアの車両データを入力して、車両診断すると故障コードが出てきます。
するとエアコン関係で1つ、BCMで1つ、アイドリングストップ関係で2つ故障コードが出ています。
アイドリングストップの項目の2つが今回のアイドリングストップ警告灯点滅の原因なのですが、参考までに他の2つもお見せします。
1つは、日射センサー。
エアコンやライトのAUTOに関係する部品で、日光の照度を感知して温度設定やライトの点灯消灯で使用される部品です。
もう1つは、リモートコントローラーバッテリーLOW。
キーレス電池の電圧低下によって出る故障コードだと思います。
この2つはアイドリングストップに関係ないので、今回作業はしません。
アイドリングストップ関係の故障コードは、こちら。
電流センサー系統特性異常とバッテリー性能低下の2つが出ていました。
アイドリングストップ警告灯点滅原因の絞込み
上記の故障コードで考えられる、アイドリングストップ警告灯点滅の原因を点検して絞り込みます。
上記の故障コードで考えられる主な原因は、
- バッテリー(エンジンルーム内)の不良
- リチウムイオンバッテリー(助手席下)の不良
- 電流センサー不良
- 配線関係
などが考えられます。
まず、エンジンルーム内のバッテリーの点検です。
見てみると、7月の作業でしたが6月に交換している記録が残っています。
電圧・電流も問題なく、アイドリングストップ用のバッテリーも使用しています。
お客様にお伺いすると、まアイドリングストップ警告灯が点滅しだしたのでバッテリーを替えたが消えなかったとの事。
エンジンルームのバッテリーは問題なし。
電流センサーも問題なしです。
写真はありませんが、リチウムイオンバッテリーや配線関係も問題なし。
アイドリングストップ警告灯点滅の原因がありません。
さて、何が原因なんでしょう・・・・。
アイドリングストップ警告灯点滅の原因とまとめ
今回のアイドリングストップ警告灯点滅の原因は、点検した時にはありませんでした。
ここからは推測になりますが、ほぼ間違いないと思います。
それは、バッテリーです。(エンジンルーム内)
というのも原因が見当たらないので、故障コードをすべて消去しました。
試乗すると、アイドリングストップ警告灯は点滅せず、正常に作動する様になりました。
その後も正常に作動し、アイドリングストップ警告灯は点滅しません。
このことから今回のアイドリングストップ警告灯点滅は、新しく交換する前のバッテリー(エンジンルーム内)ではないかと思われます。
故障コードのバッテリー性能低下は、7V以下(だったと思います)になると出て、アイドリングストップ警告灯を点滅させます。
新車から4年間交換していなかった為バッテリーが弱くなり、7V以下になった為にアイドリングストップ警告灯が点滅したのではないかと思います。
また、この故障コードやアイドリングストップ警告灯の点滅はバッテリー交換しただけでは消えません。
診断機による消去が必要なため、原因であるバッテリーを替えてもアイドリングストップ警告灯が点滅したままになっていたのではないでしょうか。
作業から1ヶ月以上経過していますが、その後アイドリングストップ警告灯は点滅していないとの事でしたのでもう少し様子を見ていただきたいと思います。
エンジンルーム内のバッテリーの劣化や電圧低下で、アイドリングストップ警告灯が点灯・点滅する事はアイドリングストップ車ではよくある事例です。
アイドリングストップ車にお乗りの方はご注意下さい。
ありがとうございました。
上記のフリーダイヤルは車検予約専用です、車検以外のお問い合わせは093-631-1104までお問い合わせ下さい。