スズキエブリィバンDA62Vエンジンマウントから異音
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
3連休はいかがお過ごしだったでしょうか?
おとといはソフトバンクホークスが日本シリーズで優勝していましたね。
延長サヨナラのゲームは、見ていてハラハラドキドキでしたね。
優勝セールが楽しみです。
さて、今日ご紹介するテーマは『スズキエブリィバンDA62Vエンジンマウントから異音』です。
お車は、H16年式スズキエブリィです。
今回のエブリィの異音は、部品が干渉していて異音が出ていました。
それでは詳しくご紹介します。
エブリィの異音の症状
お客様から『エンジンを掛けると以前よりも音が大きいので見て欲しい。』とお問い合わせがありました。
お預かりしてエブリィの異音を確認しました。
エブリィの異音は、アイドリング中と出だしで室内に『ゴゴゴ』と鈍い異音が聞こえました。
聞いた感じではマフラーが破れて排気音が大きくなった異音に似ています。
エブリィの異音の原因は?
早速、下廻りを確認しました。
しかしマフラーは破れていません。
エブリィでたまにエキゾーストマニホールドに亀裂が入って異音がする事がありますが、以前交換しましたし遮熱板を外して確認しても亀裂はありませんでした。
しばらく点検していると気になる箇所を見つけました。
こちらです。
助手席真下のメンバーにぶつけて曲がっている箇所(矢印)を見つけました。
さらにメンバーと繋がっているエンジンマウントのゴム部分(囲い)がくの字に曲がって、金属の土台がメンバーに当たっています。
寄りの写真がこちらです。
試しに金属の土台がメンバーに当たらない様にレバーでこねてみると、室内でうるさかった異音が止まりました。
エブリィの異音の原因は、メンバーが変形した事によってエンジンマウントがメンバーに干渉し、エンジンマウントで吸収されるはずの振動や異音がボディ等から室内に伝わっていた様です。
エブリィ異音の原因部品の交換作業
今回交換する部品がこちらです。
曲がって変形していたメンバーと大事をとってエンジンマウントも交換します。
まずはメンバーの取り外しです。
エンジンをジャッキで支えて、6本ボルトを外すとメンバーが取り外せます。
新品と比べてみましょう。
上が取り外した部品ですが、新品と比べるとぶつけている所から角度が変わっていますね。
次はエンジンマウントです。
まずはエンジンマウントをステーごと取り外します。
ステーからエンジンマウントを取り外します。
今度は組み付けです。
ステーに新品のエンジンマウントを組み付けます。
新品のエンジンマウントを組み付けたステーをエンジンに組み付けます。
ステーを付けたらメンバーを組み付けます。
これで部品交換は完成です。
交換後に確認すると、エブリィの異音は無くなりました。
まとめ
今回は、エブリィの異音でメンバーとエンジンマウントを交換しました。
交換前と交換後のエンジンマウントを比較してみましょう。
まずは先程見て頂いた交換前。
交換後のエンジンマウントがこちら。
くの字に曲がっていたゴム部分は真っ直ぐになり、金属部分もメンバーに当たっていませんね。
お客様に段差か何かで下廻りを打ちつけていないか確認すると、思い当たる節はあった様ですね。
下廻りを打ちつけると今回の様に異音が出たりマフラーが折れたり、ひどい場合はオイルパンやホースを傷つけ、オイル漏れを起こす場合があります。
オイル漏れの場合、部品が焼きついたり、正常に機能しなくなって大きな整備が必要になる可能性があります。
見た目には変化が無くても異常がある場合もありますので、点検などを利用して確認する事をお勧め致します。
ありがとうございました。
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