スバルレガシィラジエーターから冷却水漏れ
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今年も暑くなってきて、エアコンなどのトラブルが当社でも増えてきています。
今回ご紹介するテーマは『スバルレガシィラジエーターから冷却水漏れ』です。
前回、ラジエーターからの水漏れをご紹介しました。
今回はラジエーターの水漏れを起こした時に、気付いてもらえる様なアドバイスも入れながらご紹介したいと思います。
お車はH19年式スバルレガシィツーリングワゴンです。
今回もラジエーターの冷却水の漏れは、アッパータンクの亀裂が原因でした。
お客様よりお問い合わせを頂き、お預かりして確認するとラジエーターのアッパータンクから水漏れしていました。
エンジンルームも水漏れの跡が残っています。
ここでラジーエーター等から水漏れしている場合の注意点をご紹介します。
まず、1つ目は甘いにおいがする。
冷却水は甘いにおいがしますが、普段は漏れる事がないのでにおいません。
水漏れしている時は甘いにおいがします!
2つ目は、ラジエーターのリザーブタンクの量が減っている。
水漏れした分をリザーブタンクから補うので、明らかに減ってきます。
女性の方は特にボンネットを開ける事がないので、気付きにくいかもしれませんね。
3つ目はメーターの水温計が上がる。
冷却水を循環させてエンジンの冷却を行うので、冷却水が明らかに少なくなると水温計が上がります。
水温計がない車は、チェックランプが点灯します。
この場合は、リザーブタンクにも冷却水が入っていない状態の可能性が高いので、オーバーヒートの直前といった所です。
一番分かりやすいのは甘いにおいですかね。
甘いにおいが車からしていたら、水漏れを疑って、すぐに整備工場へ連絡する事をお勧めします。
では今回の作業ですが、ラジエーター本体の交換ではなくアッパータンクを交換して組み付けたいと思います。
まず、冷却水を抜きます。
冷却水を抜いたら、ホースなどを取り外しラジエーターを取り出します。
漏れていた所は、写真のアッパータンク右半分からでした。
ラジエーター上部の黒い所は、アッパータンクなのでこの部品を交換します。
交換してきれいに清掃したラジエーターがこちらです。
ファンなどを組み付けて、
車両へ組み付けます。
ホースなどを組み付けて、冷却水のエア抜きをして完成です。
今回のラジエーターの水漏れは、経年劣化によるアッパータンクの亀裂が原因でした。
交換したアッパータンクをきれいに清掃すると、15~20センチ位の亀裂が確認できました。
『冷却水が漏れたら、甘いにおいがする』
これだけ覚えて頂ければ、水漏れした際に気付いて頂けるので、オーバーヒートでエンジンを壊す事はありません。
水漏れのにおいに限らずお車の異変に気付いたら、走行せずにまずはご相談下さい。
ありがとうございました。