三菱コルトヘッドライトのトラブル
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『三菱コルトヘッドライトのトラブル』です。
車はH17年式三菱コルトです。
点検でお預かりした際に、お車のライトの不具合を見つけたので点検しました。
今回もお客様への質問やお問い合わせを交えながらご紹介します。
スタッフ『今お車のライトの点検をしていたら、ライトの点き方がおかしいですね。』
お客様『そうなんですよ、何かおかしくなっているでしょ?』
スタッフ『はい、AUTOでスモールになったり、スモールでロービームが点灯していますね。』
お客様『まぁ今の所、車のライトが消えてるわけじゃなかったんでいいかなぁと思ってたんですよね。』
スタッフ『そうなんですね、お車のライトが点かなかった事は無かったという事で良いですか?』
お客様『はい。』
スタッフ『夜間走行中にお車のライトが点かなくなるかもしれないので、点検してライトのトラブルの原因を見ておきませんか?』
お客様『夜ライトが点かなくなるのは困るんで、見てもらおうかな。』
スタッフ『では、お預かりして確認させて頂きます。』
まず、お車のライトの症状を確認します。
今回のお車は、オートライト付きのお車です。
ライトの点灯の順番は、消灯・AUTO・スモール・ロービームの順番です。
まずは消灯の位置からAUTOの位置に回します。
実際のライトの点灯は
この程度の暗さで、スモールが点灯する事はありません。
実際にAUTOの状態で外に出してもスモールは消えず、点灯したままでした。
次はスモールです。
実際の点灯は
ロービームが点灯します。
ロービームは
ロービームでした。
まとめると
・AUTO時に、スモールが常時点灯する。
・スモール時に、ロービームが点灯する。
・ロービーム時は、正常にロービームが点灯する。
といった内容です。
一応ヒューズを確認しましたが、切れたりしていませんでした。
このお車は以前ライトスイッチのリコールの対象車でしたので、作業のしやすいライトスイッチから点検する事にしました。
ライトスイッチの取り外しは、カバーを外して
ライトスイッチを取り外すだけです。
取り外したら、ライトスイッチの導通点検です。
電気回路図を確認し、電気回路が成立しているかを点検します。
まずAUTOの位置に合わせて、AUTOの電気回路が成立しているか点検します。
OLとテスターに表示していますが、電気回路が成立していない時の表示です。
AUTOの時に実際のライトの点灯は、スモールが点いていたのでスモールの電気回路を見ると
0.1と表示されました。
抵抗があるので、電気回路は成立しています。
同様にスモールの位置で電気回路を点検すると、スモールの電気回路は成立していませんでしたが、実際の不具合の通りロービームの電気回路が成立していました。
今回のお車のライトのトラブルは、ライトスイッチが原因でした。
点検後にお客様と相談をして、新品のライトスイッチに交換して、不具合は改善しました。
まとめ
今回のお車のライトのトラブルは、ライトスイッチの不具合で別の電気回路が成立し、ライトスイッチの表示と違う点灯をしていました。
以前ライトスイッチの基盤の不具合で、コルト等がリコールになっていました。
基盤の交換から約1年で故障しましたが、メーカーは保証ではできないという事でした。
リコールがお済みでない方で、今回と同様の不具合や、ライトが点かない等の症状が出た方は、夜間に危険なので早急にリコールや作業を行って下さい。
ありがとうございました。
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