三菱ekスポーツの異音修理
『走行中異音がする』
すぐに見て欲しいとの事でしたのでお預かりしました。
こんにちは。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今回は、三菱ekスポーツの走行中とブレーキ時の異音についてご紹介します。
お車は、H14年式 三菱ekスポーツです。
今回も実例を基にご紹介します。
♦三菱ekスポーツ異音の症状
♦三菱ekスポーツ異音の修理
♦三菱ekスポーツ異音の症状
今回の三菱ekスポーツの異音の症状ですが、走行中常に金属が擦れている様なシャーという音が聞こえます。
さらにブレーキを踏むとキーキー、キュルキュルと音がしました。
ブレーキを踏んだ時の異音はかなり大きく、外にいる人は少し心配になる様な異音です。
走り出し・暖気後・天候等様々な条件をお伺いしましたが、三菱ekスポーツの異音は常に出るそうです。
三菱ekスポーツをリフトに上げタイヤを廻して確認すると、常に出ている異音は前から。
ブレーキを踏むと出る音は、実走で外から聞いてもらい後ろからだという事が分かりました。
♦三菱ekスポーツの異音の原因
では、三菱ekスポーツの異音の原因は?
まずは常に出ている異音からです。
タイヤを外してブレーキパッドを確認すると、ブレーキパッド残量がかなり少なくなっていました。
しかし残量は少ないですが、土台がむき出しでもなくインジケーターも有りません。
さらに確認すると、ローターの裏に付いているバックプレートがローターに当たっていました。
三菱ekスポーツの常に出ていた異音の原因は、こちらで間違いありません。
次は、ブレーキを踏んだ時に後ろから出ていた異音です。
こちらもタイヤを外して、ブレーキを確認です。
ブレーキライニングの残量は、しっかり残っています。
ハブベアリングも確認しましたが特に問題なしです。
気になるとすればブレーキライニングの面取りをしていない点と、グリスアップをしていなくてカラカラになっている点です。
こちらの異音は、ひとまず面取りとグリスアップをしてもう一度確認したいと思います。
♦三菱ekスポーツ異音の修理
まずは、当たっていたバックプレートを修正します。
次に、リヤブレーキライニングの面取りとグリスアップです。
リヤの異音はどうなるかと思いましたが、試乗すると見事に異音が止まりました。
まとめ
今回の三菱ekスポーツの異音は、バックプレートの干渉とリヤブレーキのグリスアップ不足によるものでした。
普段、信号で停車する際に、キーキー言いながら止まっている車を見かけます。
これは今回の三菱ekスポーツの様に、メンテナンスがされていない可能性が高いです。
ちなみに当社では車検・12ヶ月点検で、前後のブレーキのグリスアップを行ないます。
またブレーキ残量が少なくなった時にもこの様な音が出る場合があるので、注意が必要です。
オイル交換と一緒に、定期的なメンテナンスも一緒にお勧めいたします。