日産プリメーラブレーキの固着
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
3連休はいかがお過ごしだったでしょうか?
お出掛け等で交通量も多く、弊社の前でも追突事故が起こっていました。
スマホを見ながらの運転で追突事故も増えています。
運転中のながら運転には十分お気を付け下さい。
今日は車検でお預かりしたお車をご紹介します。
テーマは『リヤブレーキのホイールシリンダーの固着』です。
お車はH3年式日産プリメーラです。
25年前のお車です、まだまだ乗るとの事でしたので車検をさせて頂きました。
お預かりして点検中にリヤブレーキのホイールシリンダーの固着に気が付きました。
ブレーキの固着を点検すると、指でブレーキライニングを押してもビクともしません。
ホイールシリンダーのピストン部にマイナスドライバーを当ててハンマーで叩いてみましたが、かなり固着していて全く動きません。
ブレーキの固着がひどくシールキットの交換ではダメそうなので、お客様にご相談して、ホイールシリンダーの交換をする事になりました。
新品部品はこちらです。
中央にブレーキパイプが刺さり、ブレーキオイルが左右のピストンを押し出し、ブレーキライニングが広がり、ブレーキが効くという仕組みです。
まずは、ブレーキライニングを外します。
完全には外さず、ホイールシリンダーを取り外せる様にずらす感じです。
ブレーキオイルがカラにならない様に、ブレーキホースをバイス等で挟んでおきます。
エア抜きさえしっかりできれば、挟む必要はないですよ。
ホイールシリンダーを取り外します。
取り外したら、新品のホイールシリンダーを取り付けます。
ブレーキライニングを組み付けて、ブレーキオイルのエア抜きです。
ブレーキオイルはしばらく交換してなかったのと車検でしたので、今回は交換させて頂きました。
最後にブレーキテスターで制動力を確認して、ブレーキの固着の作業は完成です。
まとめ
今回は、ブレーキの固着についてご紹介しました。
ブレーキの固着にはいくつか原因がありますが、サビでの固着は、基本的に水分や湿気がどこかから入っているので、その原因があるはずです。
よくあるのが、ホイールシリンダーやフロントキャリパーのピストンのブーツが破れや組み付け不良で、水分がピストンの方に入りサビが出ているのを見かけます。
ブレーキですので、事故に直結し、大変危険です。
今回はリヤブレーキの固着でしたが、フロントブレーキの固着はより危険です。
車検毎のブレーキオイルの交換や、点検でしっかり確認する事が大事だと思います。
しばらく点検していない方は、お盆休み等の長期連休前に一度点検に出してみてはいかがでしょうか?
ありがとうございました。
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