日産180SXエンジンがかからない原因は?
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日はご紹介するテーマは『日産180SXのエンジンがかからない』です。
お車はH9年式日産180SXです。
エンジンがかからないと言っても、原因は様々です。
スターター・プラグ・バッテリーなど、他にもいくつか原因はあります。
今回は後付けで部品や用品を取り付けている人には特に読んで頂きたい内容となっています。
お客様への問診から原因究明までをご紹介します。
スタッフ『エンジンがかからないという事なんですが、どういった症状か教えて頂いても良いですか?』
お客様『はい、今日エンジンをかけようとキーを回したら、全くエンジンがかからないんです。』
スタッフ『キーを回した時はエンジンがかかる音はしましたか?それとも全く音はしなかったですか?』
お客様『全く音はしてないです。』
スタッフ『全く音がしていないのは、スターターが作動していませんね。』
『一旦、お預かりして点検させて下さい。』
お客様『分かりました、お願いします。』
スターターが作動するかしないかで、点検する箇所が変わります。
今回、バッテリーは問題ありませんでした。
スターター本体の不具合の場合、棒などでコンコンと叩いてやるとエンジンがかかる場合があります。
今回は叩いてもエンジンがかかりませんでした。
今度は配線図を準備して配線を点検します。
スターターからの配線を追いかけると、スターターのヒューズが切れていました。
ヒューズが切れるのもおかしいなぁと思いましたが、ひとまずヒューズを替えてエンジンをかけました。
すると、ヒューズを替えてもエンジンはかかりません。
確認すると、またヒューズが切れていました。
再度ヒューズを替えて、今度はヒューズを見てもらいながらエンジンをかけると、エンジンをかける時に切れている様です。
イグニッションON(ラジオ・エアコンが付く所)までキーを回しても、ヒューズは切れません。
スターターが回る所までキーを回すとヒューズが切れる事が分かりました。
さらに配線をチェックしますが、こちらのお車にはターボタイマーが後付けで付いています。
症状は違いますが、過去にも後付け部品が原因で不具合があったので、その辺りの配線を確認しました。
すると、分岐の被膜が少しですが熱で溶けています。
やはり後付け部品の配線が原因でした、これがエンジンがかからない原因です。
ショートして異常な電気が流れ、ヒューズが飛び、スターターが回らなくなっていました。
配線を違う場所から取って、エンジンを掛けると、無事エンジンがかかる様になりました。
今回のエンジンがかからない原因は後付けの部品の配線が原因でした。
今回の配線はまだ良いほうですが、他社やお客様が取り付けたもので取り付けが悪いものも見かけます。
その様な取り付けは、後々不具合に繋がります。
また、社外のHIDの取り付けミスで不具合が多い様です。
私が見たものでは、カプラーや部品の付近が熱で溶けたりしていました。
最悪火災にも繋がるので、取り付けは整備工場や知識のある所にお願いするのが良いと思います。
ご注意下さい、ありがとうございました。