日産フェアレディZ・Z33クラッチオーバーホール
『クラッチが滑っている様なので、点検して欲しい』 お客様からお問い合わせを頂きました。 今回は、ミッション車には付き物のクラッチ交換です。 お車はH17年式日産フェアレディZ・Z33です。
今回も実例を基に、日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換をご紹介します。 ♦日産フェアレディZ・Z33の症状 ♦日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換 ♦日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換のまとめ ♦日産フェアレディZ・Z33の症状 日産フェアレディZ・Z33をお預かりしたので、確認します。 話を聞くと、回転数だけ上がってスピードが出ないとの事でした。 試乗して確認しましたが、クラッチの滑りで間違いありません。 お客様と相談して、クラッチ交換をする事になりました。 ♦日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換 では日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換です。 今回はクラッチ・ディスク、クラッチ・カバー、ベアリング、スプリングなど交換します。 フライホイールは再使用します。 まずミッションを下に降ろすので、マフラーやプロペラシャフトを外します。
ミッション本体のボルト等外して、シフト周りを外して、ミッションを降ろします。
こちらが取り外したクラッチ・ディスク、クラッチカバーです。
クラッチ・ディスクのスリットが、もうすぐなくなりそうでした。 かなり磨耗していましたので、交換します。 ミッション側はクラッチ・ディスクの粉が溜まっているので清掃します。
きれいになりました。 新品のクラッチ・ディスクやクラッチ・カバー、ベアリング等に交換します。
あとはセンター出しをして、ミッションを取り付けます。 今回は日産フェアレディZ・Z33のレリーズシリンダのインナキットも交換します。
エア抜きをして完成です。
♦日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換のまとめ
日産フェアレディZ・Z33のクラッチ交換でしたが、お客様と話をしていると2速で発進されていたそうです。
トラックなどでは2速発進ですが、日産フェアレディZ・Z33では1速発進が基本です。
お客様は2速発進について特に理由はないとの事でしたので、1速での発進をお勧めしました。
雪道など滑りやすい路面では2速発進でよいですが、その他に特にメリットはないです。
クラッチの消耗を早め、交換のサイクルも早くなると言うことをお客様に説明すると納得されていました。
クラッチ交換後、日産フェアレディZ・Z33を試乗して頂きましたが、クラッチ・ペダルが軽くなったと喜んでいました。 スピードの出しすぎには十分注意されて下さいね。 ありがとうございました。