ホンダモビリオABSランプの点灯
おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『車のABSランプが点灯する原因は?』です。
お車はH15年式ホンダモビリオです。
今回はお客様からの質問などを交えながらご紹介します。
お客様『メーターの中のABSランプが点灯したんですが。』
スタッフ『お車のABSランプの点灯ですね、お車はまだ走行されていますか?』
お客様『もう自宅です。』
スタッフ『ありがとうございます、ABSランプが点灯して何かおかしな所はなかったですか?』
お客様『特に感じなかったですね。』
スタッフ『ブレーキの効きやスピードが出にくい等はなかったですか?』
お客様『ないですね、ABSのランプが点灯したくらいで、後は何も感じないですけどね。』
スタッフ『ありがとうございます、ではお預かりして点検させて頂いても良いですか?』
お客様『じゃあ、お願いします。』
お車をお預かりしてABSランプ点灯を点検します、確認するとABSランプが点灯しています。
ABSランプが点灯する原因の故障コードを、診断機を繋いで読み取ります。
故障コードは
・16-1リヤ右車輪速センサー故障
・18-1リヤ左車輪速センサー故障
・51-1ABSポンプモーター故障(モーターロック)
・61-1コントロールユニット電源電圧異常
の4点です。
車輪速センサーは、ABSのセンサーの事です。
では、一つずつ点検して、ABSランプが点灯する原因を探します。
まずは左右のABSセンサーの点検です。
場所はタイヤの裏側に付いています。
取り付けは問題ありません。
ABSセンサー本体も目視点検では、異常ありません。
次はテスターで点検です。
ABSセンサーのアースの導通点検です。
導通なしで、こちらも問題なく、左右のABSセンサーが原因ではない様です。
次はABSポンプモーターの点検です。
ABSポンプモーター本体はこちらです。
まず、ヒューズが切れていないか確認です。
ヒューズ切れはありませんでした。
次はABSポンプモーターに電源電圧が来ているかの確認です。
13.2Vときちんと電源電圧が、ABSポンプモーターまで来ていますので異常なしです。
ここまで点検したら、一度故障コードを消去して走行し、それでも故障コードが出る様でしたら、その対象部品が不良という事です。
故障コードを消去して、走行すると
1つだけ残っています、ABSポンプモーター故障が消えません。
ホンダモビリオのABSランプ点灯の原因は、ABSポンプモーターの故障が原因でした。
リヤのABSセンサーとコンピューターの故障コードが出ていたのは、ABSポンプモーターの異常で一緒に検出されたのだと思います。
ホンダのABSポンプモーターの故障は良くある様で、内部で固着する等の報告が挙がっていました。
お客様とご相談しましたが、今回はそのままで、車検が近いのでそのタイミングで交換か代替かを検討する事になりました。
まとめ
ABSは、お車の安全装置です。
車は、タイヤがロックするとハンドル操作が出来ません。
ABSはタイヤが完全にロックしない様に、ブレーキを踏む・放すを高速で制御します。
そうする事で、ハンドル操作で追突等をを回避できる様にしています。
ABSの故障は、急ブレーキ等の緊急時に危険です。
タイヤでもそうですが、急ブレーキの際は自身が注意していても予測がつかない事が多いです。
万が一に備えて、ABSやタイヤはお早めの対策が重要だと思います。
ありがとうございました。
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