ホンダインサイトのABS警告灯点灯!
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『ホンダインサイトのABS警告灯点灯!』です。
お車はH21年式ホンダインサイトです。
ではホンダインサイトのABS警告灯点灯をご紹介します。
車のABSって何?
まず、ABSとは何かをご説明します。
ABSとは、アンチロック・ブレーキ・システム(Anti-lock・Brake・System)の略称です。
急ブレーキをかけた時などにタイヤがロック(スリップ)するのを防ぎ、ハンドル操作で障害物を回避できる可能性を高める安全装置です。
なぜタイヤがロックするのを防ごうとするのかと言うと、タイヤがロック(スリップ)するとハンドル操作が出来なくなり、事故に繋がるからです。
ABSは、センサーで車輪の回転を感知していてタイヤがロックしそうになると自動的にブレーキを制御します。
強くブレーキ⇒タイヤがロック(スリップ)しそうになる⇒ブレーキを自動的に弱める⇒ロックを防いでハンドル操作出来る様になる、という制御を高速で繰り返し行います。
ブレーキを弱めると書いていますが、ロック(スリップ)する寸前の所まで弱めると言う事でブレーキが効かなくなる事ではありません。
体感した事がある人もいるかもしれませんが、ABS作動時はブレーキペダルが振動して『ガガガ』と音がしますが決して故障ではありませんのでご安心を。
ホンダインサイトのABS警告灯が点灯するのはなぜか?
まずホンダインサイトのABS警告灯がこちらです。
ABS警告灯が点灯する理由は、
- ABS本体の不良
- ABSセンサーの不良
- 配線の不良
などが主な原因です。
ABS本体は内部の作動不良、ABSセンサーや配線は断線などによって警告灯が点灯する事が多いです。
ホンダインサイトのABS警告灯は、何が原因で点灯しているのか?
では今回のホンダインサイトのABS警告は、何が原因で点灯しているのか点検します。
診断結果の写真を撮り忘れたので、症状が全くいっしょだったホンダ車の写真でご説明します。
まずは診断機を接続して故障コードを確認します。
確認できた故障コードは、こちらです。
- リヤの左右のABS(車輪速)センサー
- ABSポンプモーター故障(モーターロック)
- コントロールユニット電源電圧低下
の4つの故障コードが出ています。
まずはABS(車輪速)センサーの点検です。
目視で確認します。
異常なしです。
ABSセンサーのアースの点検も行います。
こちらも異常なしです。
この点検でABSセンサーは異常なしの判断になります。
次はABS本体の点検です。
まずはヒューズの確認です
目視で異常なしです。
テスターでの電源電圧点検も行います。
13.2Vでこちらも異常なしです。
ここまで異常がなければ一度故障コードを消去します。
そして走行して再度故障コードを確認します。
するとこちらの故障コードが再度出てきました。
51-1 ABSポンプモーター故障(モーターロック)の故障コードが出ていました。
故障コード消去後に再度この故障コードが出るのはABS本体の不良ですので、今回のABS警告灯点灯の原因はABS本体の故障でした。
ABS本体の交換作業
インサイトの実際のABS本体はこちらです。
交換するABS本体は、今回中古品で交換します。
まずはABSの配管を取り外します。
次にABS本体を取り外します。
ABS本体が取り外せましたので、中古のABS本体を組み付けます。
ボルトを仮付けして、配管を取り付けます。
斜めに入れるとブレーキオイル漏れを起こすので、まっすぐ入れて軽く手で閉めます。
配管をしっかり固定します。
ボルトも締め付けて本体を固定します。
最後はブレーキオイルを入れてABSのエア抜きをします。
最後に故障コードの消去をして、試乗して異常がなかったので完成です。
まとめ
今回はABS警告灯点灯で、ABS本体を交換しました。
インサイトは10万キロを超えていますが、ホンダ車は走行距離が増えたり年式が古くなるとABSの故障が多くなる様に感じます。
同様の修理も何度も行っているので、弱くなりやすいのかもしれませんね。
ちなみにABS本体の新品はかなり高額ですので、当社では今回の様に中古やリビルトパーツを使って交換も可能です。
それぞれメリット・デメリットがありますので、是非お問い合わせ下さい。
ありがとうございました。
上記のフリーダイヤルは車検予約専用です、車検以外のお問い合わせは093-631-1104までお問い合わせ下さい。