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日産キューブエンジン不調の原因はIPDMだった

    
電圧点検
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日産キューブエンジン不調の原因はIPDMだった

おはようございます。

北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。

 

なかなか暖かくなりませんね、むしろ寒くなってきました。

また雪が降る予報になっていましたので、運転される方はスリップなど十分にお気を付けて運転されて下さい。

 

さて今日ご紹介するテーマは『日産キューブ、原因不明のエンジン不調』です。

お車はH22年式日産キューブです。

 

日産キューブ

 

走行距離は約7万キロです。

 

では、日産キューブの原因不明のエンジン不調をご紹介します。

 

日産キューブのエンジン不調の症状

今回お預かりした日産キューブのエンジン不調は、走行中スピードが出ない・パワーがない等の症状が出ていたとの事でした。

いつも同様の症状が出ているわけではなく、症状が出た時に警告灯は、点灯・点滅もしていないとの事でした。

 

実際にお預かりした際の写真です。

入庫時にも警告灯は、点灯・点滅していませんでした。

 

走行距離

 

日産キューブ、エンジン不調の点検・故障探求

点検に入る前に症状を確認する為に試乗しました。

症状が出る場所や時間・気温・走行時間などは特に無い様で、いつ症状が出るか分からないとの事。

 

結果は、いくら試乗しても全く症状が出ません。

困ってしまいました、、。

 

そこで診断機で故障コードを拾っていないか確認したところ、、。

 

診断機接続

 

下の写真のとおり、2つの故障コードが拾われていました!

 

故障コード

 

P2119電子制御スロットル系統

P1778ステッピングモーター機能という故障コードです。

 

ここからは関係する箇所を一つずつ点検していきます。

まずは、スロットルボデーの点検。

写真の矢印部分から、空気をエンジンへと取り入れます。

 

スロットルボデー

 

コネクターや配線も異常がないかチェックしていきます。

 

コネクター点検

 

関係する部品の電圧・導通点検。

 

電圧点検

 

点検する項目が沢山ありますので上記の点検がすべてではありませんが、点検した所IPDMという部品の不具合が確認できました。

では、IPDMとは、何か?解説していきますね。

 

IPDM

 

IPDM交換

日産キューブのIPDMを交換する前にどういった部品かご紹介します。

上から見るとただの四角い箱ですが、裏を見ると様々な配線やヒューズが入っています。

 

IPDM裏

 

そして箱の内部には、基盤が入っています。

IPDMについて詳しく調べていないのではっきり分かりませんが、部品の作動や制御に関するものもありそうです。

今回の不具合は、内部の基盤の不具合ですので交換する事になりました。

 

交換部品はこちらです。

 

新品IPDM

 

交換作業は、特に難しい作業ではありません。

 

IPDM交換

 

IPDMに刺さっているコネクタを外し、新品のIPDMと付け替えるだけです。

あとは車両に取り付けるだけです。

 

IPDM取り付け

 

最後に診断機でデータの消去や確認作業をして完成です。

 

コード消去

 

まとめ

今回は、日産キューブのエンジン不調でIPDMという部品を交換させて頂きました。

交換後は症状も出ることなく、調子良く走行できているとの事でした。

 

実は今回の作業の後に、日産キューブのIPDMの不具合はリコールになりました。

メーカーの説明にはエンジン不調とは書いていませんでしたが、内部の基盤がショートするとの事でしたので今回の症状もリコールと関連している可能性はありそうですね。

セレナも同リコールの対象でしたのでご参考にされて下さい。

ありがとうございました。

 

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