ダイハツムーブアイドリング不調
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
台風が近づいている様で風も強くなっていますので、運転にはご注意下さい。
今日ご紹介するテーマは『ダイハツムーブのアイドリング不調の点検』です。
アイドリングの不調は、点火系や燃料系など原因は様々ですが、今回は点火系の不具合でアイドリング不調になっていました。
今回のアイドリング不調では、部品交換でアイドリング不調が解消されました。
アイドリングも燃費も良くなり、パワーも正常に戻って快適に乗れる様になりました。
今回の事例は、アイドリング不調では多い事例なのでご参考になるかと思います。
お車はH14年式ダイハツムーブです。
お客様から『アイドリングが不安定で、パワーがない。』とお問い合わせがありました。
お預かりして試乗すると、アイドリングは不調で、坂道などはパワーがなく、スピードが出ませんでした。
警告灯などは点灯してません。
まずは1番作業しやすい点火系から点検していく事にしました。
エアクリーナーケースを外し、イグニッションコイルやプラグを点検します。
まずは点火のパワーバランスを点検します。
エンジンを掛けたまま、イグニッションコイルを1つずつ抜きます。
現在はアイドリングが不調のままです。
正常なイグニッションコイルを抜くと点火できなくなり、アイドリングがさらに不調になります。
真ん中のイグニッションコイルだけ、外してもアイドリングの状態が変わりません。
という事は、真ん中のプラグもしくはイグニッションコイルが悪い、または燃料が供給されていないという事です。
プラグを取り外し、イグニッションコイルに付け、金属に当てて火花の状態を点検すると、
火花が全く飛んでいませんでした。
この段階でプラグとイグニッションコイルに絞られました。
プラグを見ると火花が飛んでいないので、黒くなってガソリンで濡れていました。
プラグかイグニッションコイルか判断する為にイグニッションコイルを他のと替えてみると、火花が飛びました。
これでイグニッションコイルが不良だと特定できました。
今回のアイドリング不調は、イグニッションコイルの不良でアイドリング不調になっていました。
アイドリング不調はイグニッションコイルが原因でしたが、イグニッションコイルが悪くなると
・アイドリング不調
・パワーがなくなり アクセルを強く踏んでも坂道など登りにくい
・燃費が悪くなる
といった症状が出ます。
後々のことも考えて、イグニッションコイルとプラグを全て交換しました。
交換後はアイドリング不調もパワーも改善して、安心して乗って頂ける様になりました。
アイドリング不調の多くは、イグニッションコイルやプラグの不良です。
イグニッションコイルは10万キロ前後ほど持ちますが、プラグは長寿命でない限り2~4万キロが交換目安です。
プラグの未交換でイグニッションコイルの寿命を縮めますので、交換目安が来たら定期的に交換をお勧め致します。
お車の不調やお気付きの点がある時は、まずお問い合わせ下さい。
ありがとうございました。