日産サニーブレーキオイルの漏れ
2021/11/14
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
夏休みに入り、各地でイベントが行われています。
会場付近では、渋滞になっている事が多いです。
事故やトラブルが増えますので、運転には十分お気を付け下さい。
今日ご紹介するテーマは『日産サニーのブレーキオイル漏れ』です。
ブレーキオイルが漏れると、当然ブレーキが効かなくなり危険ですよね。
ブレーキは、車の装置で一番重要な装置です。
なぜならブレーキオイルの漏れは、事故に直結するからです。
今回、お車をお預かりして点検すると、ブレーキオイルの漏れが確認できました。
点検後、原因となる部品を交換したのでしたので、安心・安全に乗って頂ける様になりました。
お車はH12年式日産サニーです。
点検の為にリフトに上げて、下回りを点検しました。
ブレーキキャリパーの裏が湿っています。
ブレーキオイルが、にじんでいました。
お預かりして、ブレーキオイルの漏れの原因を点検します。
タイヤを外し、ブレーキキャリパーを外し、分解します。
手に持っているキャリパーピストンの上部はサビが出ています。
サビを落として、確認します。
こちらは腐食もなく、ブレーキオイルの漏れの原因ではなさそうです。
ブレーキキャリパーのゴムのシールも確認します。
硬くなっていますが、見た目にはひび割れ等もありません。
こちらのシールです。
このゴムのシールの劣化すると、ブレーキオイルが漏れる事があります。
先に、ブレーキキャリパーを点検します。
こちらもサビがあったので清掃すると、段付き・腐食・キズもなくきれいです。
点検の結果、今回のブレーキオイルの漏れはゴムのシールの劣化が原因でした。
早速、ゴムのシールを新品に交換します。
新品のシールを組み付けます。
キャリパーピストンを組み付けて、車両に組み付けます。
最後に、ブレーキオイルのエア抜きをして完成です。
ブレーキテスターや試乗をして確認しましたが、制動力も正常でブレーキオイル漏れも収まりました。
ゴム製品は、使用する内に硬化して、ひび割れを起こしたり破れたりします。
経年劣化なので、点検や車検でしか確認出来ません。
ブレーキオイルの漏れに気付かずに使用していたら、ブレーキが効かずに事故になっていたかもしれません。
夏休みに入っているので、お子様やご家族を乗せている時にブレーキが効かなくなったら…。
想像するだけでも怖いですね。
今回のブレーキオイル漏れの作業をして、改めてブレーキは大事だと感じました。
いくら早く走れても、どんなに優れた機能が付いていても、止まれなければ事故になり大変危険です。
半年毎の点検で、しっかり確認して頂きたいと思います。
ありがとうございました。