三菱ミニキャブトラックのエンジン不調
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日は、エンジン不調でご来店頂いたお車をご紹介します。
お車はH14年式三菱ミニキャブです。
仕事で使用されているお車で、バンではなくトラックのタイプです。
今回も実例を基に、ミニキャブのエンジン不調をご紹介します。
♦エンジン不調の症状
♦エンジン不調の原因
♦エンジン不調の修理
♦エンジン不調の症状
ミニキャブのエンジン不調の症状はいくつかあります、例えば
・坂道などでパワーがない
・加速不良
・アイドリング不調
・エンストする
などです。
今回のお車は、走行中やアイドリング時にもエンジン不調の症状が出ていました。
お預かりした時に排気ガスがガソリン臭かったので、試しに排ガステスターにかけてみると
COも高い数値ですが、HCは4470とかなりの数値です。
COは不完全燃焼で出る一酸化炭素で、HCは不完全燃焼で出る空気とガソリンの混合気の事です。
どちらも正しい燃焼が行われていない様な印象です。
♦エンジン不調の原因
では、エンジン不調の原因を点検します。
まずは点火系から点検します。
スパークプラグを外す為にイグニッションコイルを外すと
プラグホールにエンジンオイルが溜まっていました。
これもエンジン不調に繋がるので、修理が必要です。
スパークプラグを外すと、
1本だけ両端が取れていました。
点火する方は先が折れて燃焼室に残ったままになっていましたが、何とか取れたので安心しました。
ミニキャブのエンジン不調の原因は、スパークプラグの磨耗と折れによる点火不良でした。
エンジンオイルがプラグホールに溜まっていたのも、エンジン不調に繋がるので修理が必要です。
♦エンジン不調の修理
無事に折れた部品も取れたので、エンジン不調の部品交換を行います。
交換部品は、スパークプラグ・イグニッションコイル・タペットカバーパッキン・プラグホールシールです。
まずはエンジンオイルが溜まっていた原因の、タペットカバーパッキン・プラグホールシール交換です。
ゴムなので使用する内に固くなり、劣化してオイル漏れに繋がります。
点検で確認して、漏れていれば交換が必要です。
次はスパークプラグとイグニッションコイルです。
今回は大事をとって、イグニッションコイルも交換する事になりました。
交換後に試乗して、異音やアイドリング・加速などをチェックしましたが、問題ありませんでした。
排ガステスターにかけると
数値は見違えるほど変わりました。
まとめ
今回のミニキャブは、走行距離が10万キロを超えています。
スパークプラグは以前から磨耗が進んでいて、交換をお勧めしていましたが未交換でした。
1本だけ明らかに違う劣化の仕方だったのでしばらく様子を見てもらい、後日また確認したいと思います。
ありがとうございました。