三菱デリカスペースギヤタイミングベルト交換
みなさん、こんにちは。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
お客様から車検時に『タイミングベルトを交換してほしい』とお問い合わせを頂きました。
今回タイミングベルトの交換をするお車は、H18年式三菱デリカスペースギアです。
今回も実例を基に、三菱デリカスペースギヤのタイミングベルト交換をご紹介します。
♦三菱デリカスペースギヤのタイミングベルト交換
では三菱デリカスペースギヤのタイミングベルトを交換します。
今回の三菱デリカスペースギヤは、ガソリン車でV型エンジンです。
まずは三菱デリカスペースギヤのタイミングベルトを交換する為に、邪魔になる部品を外します。
ラジエーターのファンを外して交換作業がしやすい様にします。
ベルトも外します。
V型の三菱デリカスペースギヤのタイミングベルトを交換するには、いつもより多く部品を外さないとタイミングベルトが見えません。
写真の囲った部分が、三菱デリカスペースギヤのタイミングベルトのカバーの部品になっています。
ウォーターポンプやプーリーやテンショナー等を取り外し、タイミングベルトが見える様にします。
エンジン本体とタイミングベルトのプーリーにマークが付いています、ずれるとエンジン不調になるのでしっかり合わせます。
写真はサンプルです。
三菱デリカスペースギヤも、この様に合いマークを合わせてタイミングベルトを外します。
見えにくいですが、細かいひび割れが入っていました。
タイミングベルトを外す前に、タイミングベルトとプーリーに印ををつけておいて、エンジン不調にならない様にしておきます。
新品のタイミングベルトに印を付け直して交換します。
オートテンショナーも交換します。
テンションプーリーも交換しますが、特殊工具で回して固定します。
テンションプーリーの張りが強すぎたり弱すぎると、オートテンショナーが正しく作動しなくなります。
しっかり調整したら、あとは元通り組み付けます。
冷却水のエア抜きをして、デリカスペースギヤのタイミングベルト交換は完成です。
車検でしたのでエンジンオイルとオートマチックフルードも交換しました。
これで三菱デリカスペースギヤのタイミングベルト交換は完成です。
まとめ
今回の三菱デリカスペースギヤは、11年目で走行距離は約9万キロでタイミングベルトを交換しました。
タイミングベルトは、細かいひび割れがたくさん出ていました。
このひび割れが大きくなって、タイミングベルトが切れてしまいます。
ちなみに、タイミングベルトが切れるとどうなるかご存知ですか?
エンジン内部の部品は高速で動いています。
それらの部品は絶妙なタイミングで開閉、上下、オンオフなどの動きをしています。
そのタイミングを決めているのがタイミングベルトです。
タイミングベルトが切れると、各部品の動きはバラバラになり、エンジン内部でぶつかり合い、壊れます。
中にはエンジン内部の部品が、エンジンを突き破って出てくる事もあるのです。
火災に繋がったケースもあった様です。
こうなるとエンジン載せ換えか、買い替えしか手段がありません。
またタイミングベルトは、ほぼ前兆がなく切れます。
踏み切り、高速道路、1本道等で、急にタイミングベルトが切れて止まったら…。
たらればですが、どれも実際に起こっています。
事故や火災などの可能性は、十分にあります。
こうならない為にも、定期的な点検と部品の交換サイクルを守る事が大事だと思います。
ありがとうございました。