ダイハツビーゴオートマオイルの漏れ
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日は、6ヶ月点検でお預かりしたお車をご紹介します。
お車は、H20年式ダイハツビーゴです。
トヨタラッシュの兄弟車で、エンブレム以外はトヨタラッシュと一緒の小型SUV車です。
今日ご紹介するテーマは『ダイハツビーゴのオートマオイル漏れ』です。
ではオートマオイルの漏れの点検から交換作業までをご紹介します。
点検でお車をリフトアップした際に、オートマオイルの漏れを見つけました。
漏れたオートマオイルを拭いてしまったですいません。
オイルパンのボルトの頭に漏れたオートマオイルがしずくになっていて、オイルパンの底一面にオートマオイルが付着して汚れていました。
オートマオイルの漏れは、どこから漏れているのかが重要です。
オートマ本体を点検すると、オイルパンの合わせ面から上はオートマオイルが漏れた後がありません。
という事は、オートマ本体の上部から下に漏れていません。
よって今回のオートマオイルの漏れは、オートマオイルパンのガスケット不良が原因でした。
オートマオイルパンの合わせ面のガスケットは液体ガスケットなので、交換部品は発生しません。
お客様とご相談して、オートマオイル交換と共に液体ガスケットの塗り直しを行うことになりました。
早速作業にかかります。
まずはオートマオイルを抜き取ります。
オートマオイルが抜けたらドレンボルトを取り付けて、オートマオイルパンを取り外します。
オートマオイルパン外周のピンク色の所が、液体ガスケットの跡です。
こちらはオートマ本体側です。
液体ガスケットは本体側にはほとんど残っていませんでしたので、清掃はラクそうですね。
オートマオイルのフィルターは、取り外して清掃しました。
オイルパン内には磁石が付いていて、オートマ内の鉄粉などを集めています。
矢印の黒い箇所は、鉄粉などの汚れです。
古い液体ガスケットはきれいに清掃して取り除きます。
汚れを落とすと、見違えるようにきれいになりました。
これから本体に取り付けますので、液体ガスケットを塗布します。
本体に取り付けて、規定のトルクで締め付けます。
しばらく置いて液体ガスケットを硬化させた後、オートマオイルを注入します。
オートマオイルを循環させ、オートマオイルの量を確認した後、漏れがないか確認して完成です。
まとめ
今回はオートマオイルの漏れで、オートマオイルパンの液体ガスケットの塗り直しとオートマオイルの交換を行いました。
お客様は山に行かれる事が多く、その際のトラブルを心配されていたので、早めの対策ができて喜んでいらっしゃいました。
エンジンオイルに比べて交換される事が少ないオートマオイルですが、エンジンオイル同様汚れて劣化します。
オートマ内部はアリの巣の様に細かく複雑な構造になっていて、小さな異物もトラブルの原因となります。
ですので高額で時間のかかるオートマの修理になる前に、オートマ内部で発生した鉄粉や汚れをきれいにするオートマオイル交換は定期的に行う事をお勧め致します。
ありがとうございました。
こちらのフリーダイヤルは車検予約専用です、お問い合わせの方は093-631-1104までお問い合わせ下さい。