ダイハツムーブラテオーバーヒートの原因とは?
おはようございます。
北九州市八幡西区の車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するテーマは『ダイハツムーブラテラオーバーヒートの原因とは?』です。
お車はH17年式ダイハツムーブラテです。
走行中にボンネットから煙が出て、車を止めたそうです。
まずはボンネットから煙が出る原因を探します。
リザーブタンクが空になっていたので冷却水の漏れかと思いタンクをセットして
しばらくエンジンをかけて漏れを確認しましたが、漏れている様子はありません。
雫が残っているだけでした。
ところがしばらくするとタンクから冷却水がすごい勢いで吹き返してきます。
タンクを外し、ラジエーターキャップをつけ、しばらくエンジンをかけていると今度はリザーブタンクにゴボゴボと音を立てながら冷却水がすごい勢いで戻って来ました。
ボンネットから煙が出ていたのは、リザーブタンクに戻って来た冷却水がタンクから溢れて、エンジンなど高温の部分で蒸発していた為でした。
ではなぜリザーブタンクが満タンになり溢れるまで冷却水が戻ってくるのか。
原因はこちらです。
こちらはラジエーターのファンモーターという部品です。
ラジエーターに流れる高温の冷却水を風を当てて冷やすファンを回す為の部品です。
バッテリーに直接繋いで作動確認しましたが、ファンが全く動いていませんでした。
これでは冷却水が沸騰して、吹き返してくるわけですね。
ではファンモーターを交換します。
バンパーを取り外し、
ラジエーターのホースを取り外し、
コンデンサーとラジエーターを切り離しファンのカバーを切り離します。
ラジエーターを取り外します。
本来はラジエーターにカバーとファンを一緒に取り外しますが、カバーについていたボルトが壊れていてファン・ファンモーターは車両側に残して作業しました。
ファンを取り外します。
ファンモーターを取り外します。
ボンネットから煙が出る原因のファンモーターを取り外したら、新品のファンモーターを取り外します。
あとは元通り組み付けて、最後に冷却水のエア抜きをして完成です。
まとめ
今回はボンネットから煙が出たという事でファンモーターの交換を行いました。
ファンモーター交換後は正常にファンも回り、冷却水が噴き出す事もなくなりました。
寒くなって来たので、ファンが回らず冷却水温が高くなっても、走行中の外気である程度冷えるのでオーバーヒートまで行かなかったのでよかったです。
夏場では、オーバーヒートしていたかもしれませんね。
無理に乗ってエンジンにダメージを残さない様、走行中の異変に気が付いたら今回の様に車を止めてロードサービスを呼ぶ事をお勧め致します。
ありがとうございました。
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