ダイハツムーブのブレーキ異音
みなさんこんにちは!
北九州市八幡西区車検専門店のヤハタ自販株式会社です。
日曜日のお昼、いかがお過ごしでしょうか?
北九州の空は、天気に恵まれた日曜日です。
そんな日曜日。
家でのんびりと過ごしていらっしゃいますか?
それとも、車に乗ってお出かけでしょうか?
お仕事をされている方もいらっしゃると思います。
今日は、ダイハツムーブのブレーキの異音のレポートを致します。
お客様からお話をお伺いすると、ギアをバックに入れてアクセルを踏み、後退してブレーキを踏んだ時に異音がするとの事でした。
後退時にブレーキを踏んだ時の異音は、『キー』といった高い異音との事です。
ブレーキを踏むと音がするとなるとお客様も心配だと思います。
では、さっそく後ろのブレーキを分解点検致します。
こちらが、リアブレーキの内部写真です。
ブレーキペダルを踏むと、ホイールシリンダー内部にブレーキオイルの油圧が発生し、前進用と後退用のブレーキライニングが外に拡がります。
ブレーキライニングが外に拡がる事により摩擦が発生して、ブレーキが効くという構造になっています。
これが、ドラムブレーキと言われるものです。
「キー」と音がする主な原因は、
- グリス切れ(潤滑剤切れ)
- 面取りをしていない(角が立っている状態)
- ブレーキパット・ライニングの残量不足
が大半の原因です。
まずはブレーキの各部品を分解し、動作チェックです。
各部品は問題なさそうです。
その後、パーツクリーナーで綺麗に洗浄します。
更に異常がないか確認し、シリコン系のグリスで〇の部分をグリスアップしました。(下記写真を参照)
ここは部品と部品が干渉する部分ですので、特に念入りにグリスを塗ります。
ブレーキライニングの残量は問題ありませんでしたが、少なくなっていたので新品部品を面取りして取付けました。
取付け完了後、早速試乗開始です。
エンジンをかけギアをバックに入れて、ゆっくりスタートし、後ろに下がってブレーキを踏み込みます。
異音も無くなり、無事に問題解決したようです。
まとめ
何度かテストを繰り返して音が出ていない事を確認して、お客様にお引き渡しいたしました。
これで、当分は安心して、乗って頂けます。
皆さんも、ブレーキにはくれぐれもご注意を!
ブレーキを踏むと異音がする場合は、部品と部品が干渉する部分のグリス切れ(潤滑剤切れ)が疑われます。
この場合は、グリスアップすれば解消されます。
しかし部品の消耗で異音がする場合は、部品交換や面取り・グリスアップが必要になります。
ブレーキはどんなに異常がないと思っていても、実際に分解点検してみないと分からない事が良くあります。
分解点検して初めて、不具合が見つかると言うことだってあるのです。
ブレーキは、お車の装置で最も重要な装置です。
1年に1度、定期点検をお勧め致します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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