スバルステラのエアコントラブルエアコンが効かない!
今日ご紹介するテーマは『スバルステラのエアコントラブルエアコンが効かない!』です。
お車はH19年式スバルステラです。
お車でエアコンを使う様になって、エアコンのトラブルが例年の様に増えてきました。
この暑さでお車のエアコンが効かないのはキツイですよね。
前々回ご紹介したエアコンの風が出ないトラブルの様に、今回の症状も非常に多い事例です。
前々回ご紹介したエアコンの風が出ないトラブルのブログはこちらをクリック
スバルステラのエアコンの症状
今回のお車の症状は、エアコンが効かないといった症状です。
実際にお車のエアコンの風を出して症状を確認しました。
エアコンの風は出るけどエアコンの風が冷たくならない、ぬるーい風が出ている状態です。
お車のエアコンコンプレッサーを確認すると、マグネットクラッチが作動していませんでした。
正常な状態はこちらです。
比べると違いが分かりやすいですね。
スバルステラのエアコンの点検
お車のエアコンの風が冷たくならないと言う事は
- エアコンコンプレッサーの作動不良
- エアコンガス漏れや不足
- エアミックスダンパの不良(温度調節)
が原因である事が多いです。
今回はエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチが作動していないので、まずはエアコンガスの確認します。
ゲージを接続して確認します。
今回のお車のエアコンガスの基準値は、低圧が1.3~2.0 kgf/cm2 、高圧が15~17 kgf/cm2。(外気温度:30~35°C、スバルサービスデータ参照)
ゲージを確認すると低圧側(左ゲージ)が約4.5 kgf/cm2と基準値より高く、高圧側(右ゲージ)が約4.5 kgf/cm2と基準値よりも低くなっています。
この数値は、エアコンコンプレッサーの作動不良を表しています。
エアコンコンプレッサーの点検
次は、エアコンコンプレッサーが正常に作動していない原因を点検します。
まずは簡単なエアコンコンプレッサーリレーの点検をします。
矢印の四角い部品がエアコンコンプレッサーリレーです、分かりやすい様に白いしるしを付けています。
この部品はエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチを作動させるリレーで、この部品が悪くなると今回の様にぬるーい風が出ます。
指でトントンと軽く叩くと、エアコンコンプレッサーのマグネットクラッチが正常に作動する事があるので軽く叩いてみます。
結果は、エアコンコンプレッサーが正常に作動して冷たい風が出ています!
原因はコンプレッサーのリレー?
もう少し確認してみます。
左隣に同じリレーがありますが、こちらはラジエーターファンを作動させるリレーです。
同じ物なので入れ替えてみます。
これでエアコンが正常に作動して、ラジエーターファンが作動しなければリレーの不良です。
結果はエアコンが正常に作動して、ラジエーターファンが作動しませんでした!
今回のお車のエアコンか効かない原因は、エアコンコンプレッサーのリレーでした。
部品交換作業
お車のエアコンが効かない原因が分かったので、部品交換です。
交換するリレーがこちら。
交換は、簡単です。
リレーを外して、新品のリレーに付け替えるだけです。
交換後に確認するとエアコンは正常に作動して、ゲージも正常!
冷たい風が出る様になりました!
まとめ
今回お車のエアコンが効かないと言う事で、エアコンのコンプレッサーリレーを交換しました。
このリレーは内部がスイッチの役割をしていて、経年劣化で内部が固着・断線・ショートして正常に作動しなくなります。
お車にはリレーが沢山付いているので、エアコン以外にも同様のトラブルが起こる可能性があります。
私の感覚では、スバル車の他にもスズキ車で同様のトラブルが多い気がします。
他メーカーのお車も同じ構造で同様のトラブルは起きますので、まずはゲージを付けたりする前にリレーをトントンしてみるのもアリですね。
簡単ですしね。
今年は、特に猛暑で熱中症が例年よりも増えています。
水分と塩分をしっかり取って、体調には十分お気を付け下さい。
ありがとうございました。
上記のフリーダイヤルは車検予約専用です、車検以外のお問い合わせは093-631-1104までお問い合わせ下さい。