三菱デリカスペースギアエンジンかからない原因
『エンジンがかからない』
お客様からお問い合わせを頂きました。
急いでいる時に、エンジンがかからないのはすごく困りますね。
こんにちは。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日ご紹介するお車は、H8年式三菱デリカです。
今回も実例を基に、三菱デリカのエンジンがかからない原因をご紹介します。
♦三菱デリカの症状
♦三菱デリカのエンジンかからない原因
♦三菱デリカのグロープラグ交換
♦三菱デリカの症状
お預かりした三菱デリカは、エンジンがかからないという事でした。
詳しくお聞きすると、
「日中エンジンをかける時は大丈夫、朝エンジンをかける時にエンジンがかからない」
との事。
エンジンがかからない以外には、気になる事はないそうです。
♦三菱デリカのエンジンかからない原因
では三菱デリカのエンジンがかからない原因を探します。
こちらの三菱デリカは、ディーゼル車です。
ディーゼル車はエンジンをかける前に、予熱(プレヒ-ト)が必要です。
ディーゼル車は、取り込んだ空気を圧縮し高温になった空気に燃料(軽油)を噴射すると、自然に着火します。
車が冷えている状態では高温にならず、エンジンがかからないのです。
そこでグロープラグという部品の登場です。
下の写真がグロープラグです。
グロープラグは、先端が赤熱して始動できるまで温めます。
お話しではグロープラグが悪くなった時の症状に似ていました。
ですのでエンジンがかからない場合の点検は、グロープラグから確認しました。
点検すると、やはりグロープラグが悪くなっていました。
デリカのエンジンがかからない原因は、グロープラグが原因でした。
♦三菱デリカのグロープラグ交換
では三菱デリカのエンジンがかからない原因のグロープラグを交換します。
グロープラグを外す為に、部品を取り外します。
この部品を取り外すと、グロープラグが見えます
写真の赤い枠が、グロープラグです。
デリカのグロープラグは、エンジンの側面に付いています。
グロープラグのナットを緩めて
グロープラグのプレートを外します。
グロープラグを外します。
グロープラグが錆びていますね。
新品のグロープラグを取り付けます。
グロープラグを規定のトルクで締め付けて完成です。
グロープラグを交換したので、朝一番エンジンがかからないという事はなくなったはずです。
交換後の翌日の朝に三菱デリカの始動を確認をすると、一発で始動できました。
そして予熱の時間も短くなりました。
グロープラグの交換でエンジンがかからないという症状は、無事に解消されました。
まとめ
今回デリカのグロープラグを交換しましたが、車も21年目なのでグロープラグにサビが付着していました。
以前お預かりした別のデリカは、グロープラグに付着したサビによって通電していませんでした。
結果、グロープラグで予熱できずにエンジンがかからない状態でした。
その時はグロープラグのサビを落として始動できるようになりました。
今回のデリカの様なグロープラグが不良の場合、エンジンがかからない症状や予熱の時間が長くなります。
古くなるとグロープラグが折れたりもします。
グロープラグが折れるとエンジンがかからない、残ったグロープラグが取れない等かなり厄介です。
エンジンがかからない、予熱時間が長くなった場合は、お早めの交換をお勧め致します。
ありがとうございました。