ダイハツタントのターボ交換
こんにちは。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
『スピードが出ない』
お客様からお問い合わせを頂きました。
お話しを聞くとお客様のダイハツタントは、ある程度の所からスピードが出ないとの事でした。
今日ご紹介するお車は、ダイハツタントです。
今回も実例を基に、ダイハツタントのスピードが出ない原因をご紹介します。
♦ダイハツタントの症状
♦ダイハツタントの点検
♦ダイハツタントのターボ交換
♦ダイハツタントの症状
今回お預かりしたダイハツタントは、スピードが出ないと言う事でした。
ダイハツタントを試乗すると、ある程度アクセルを踏み込んで加速すると途中でハンチングして加速しません。
ダイハツタントは、その他に異音などの症状は出ていませんでした。
♦ダイハツタントの点検
ダイハツタントを試乗して、ハンチングが確認できました。
ダイハツタントは吸気系の詰まり等でハンチングする事があるので確認しました。
エアクリーナ、PCVバルブ等詰まりはありません。
警告灯も点いていません。
今回のダイハツタントはターボ車なので、次はターボを確認します。
ダイハツタントのターボは、バンパーやコンデンサーを取り外したら見えます。
こちらがダイハツタントのターボです。
ターボは排気ガスを利用してタービンを回して空気を送り、排気量以上のパワーを得る装置です。
ターボは必要以上に空気を送りすぎると、エンジンを壊したりターボを壊すので、バルブが付いています。
そのバルブが、ターボのウエストゲ-トバルブです。
赤い矢印がダイハツタントのウエストゲートバルブで、バルブの右側からロッドが出ています。
このロッドが左右に動いて、バルブを開閉します。
このロッドが固着して動かなくなると、エンジンの調子が悪くなります。
ダイハツタントのターボのウエストゲートバルブを確認すると、やはり固着して動きません。
ダイハツタントのスピードが出ない、ハンチングの原因はウエストゲートバルブの固着でした。
ダイハツタントのターボのバルブが閉じた状態で固着し、空気を逃がせなくなり、安全装置が働いて燃料をカットしていました。
♦ダイハツタントのターボ交換
今回のダイハツタントのターボは、リビルト品で交換します。
ほぼ新品のターボと変わらず、安いのでお勧めです。
リビルトのターボに交換して、ホースや配管やパッキンなども交換します。
交換時の写真が少なくてすいません。
ターボ交換後に試乗すると、ハンチングする事なくしっかり加速しました。
お客様にも乗って確認して頂き、喜んでいたのでよかったです。
まとめ
今回ダイハツタントのターボを交換しました。
ターボの車は、ターボが付いてない車に比べてメンテナンスが重要です。
特にエンジンオイルは、粘度や汚れに注意が必要です。
ターボの潤滑はエンジンオイルで行なっています。
ターボは1分間に10~20万回も回転していますので、エンジンオイルの粘度や汚れなどでベアリングを傷めます。
また暖気前の急加速や運転後のアイドリングなどをすると、ターボにとってやさしいです。
ですのでターボ車は、ノーマル車よりも定期的なメンテナンスが必要です。
ターボ車にお乗りの方は、特にご注意下さい。
ありがとうございました。